近年は、食堂でお客様同士でお話をしている際に、スマホをみんなで覗き込んでいる風景を度々見かけます。それぞれが調べもの(?)をしている場合もあるのでしょうが、中には訪ねて行って良かった場所の写真を見せ合うということもあるようです。
スマホでいつでも持って歩けるという便利さはあるものの、昔のフィルムカメラと異なり何枚も制限なく撮影できることから、スマホにはどんどん溜まっていくことになるようです。中にはクラウド(サーバ)に上げておけば容量は取らないと云う事を云われる方も。昔は撮った写真は現像してアルバムに、なんてことが一般的だったかと思いますが、昨今「現像する」ということを私自身しなくなってしまいました。
現像するには当然費用が掛かりますので、その出費を抑えることが出来ます。昔はどこの現像店が安いなんて探したものです。その代わり過去に撮った写真をなかなか見なくなっている気がして、何のために撮影しているのか?と云いたくなるほどです。最近の方では、大半の答えがSNSにアップするためと答えるのでしょう。
「簡単に見てもらう」ということを考えると、現像(=プリントアウト?)してアルバムにしておく方がいいのでしょう。食堂に用意している各種ファイルはそうした考えで作っています。費用はかかりますが、趣味ではなく仕事のためですので必要経費。
最近では静止画でなく、動画という風潮がSNSの変化-画像共有型から動画共有型に―で変わってきているようです。鉄道や波の迫力、滝の涼しげさ、吹雪や大雨のインパクトなどは静止画より動画のほうがわかりやすく、HOW-TOものなども人気のようですが、静止画はパッと瞬間で見ることが出来ますが、動画は情報量が多いだけにすべてを見るには時間がかかります。
新幹線移動時や寝る前などの暇な時間などはいいのでしょうが、話をしながらとか、何かをしながら瞬間にということは難しく、やはり「簡単に見てもらう」と云うことを考えると、静止画をプリントアウトしてというのが良いのかと。若い人からは考えが古いと云われそうです。
一時時々