(ゆとりおん大雄)
昨日の地方紙で、横手市の公共の温泉施設の今後の方針が出ていました。2018年に市で保有の温泉の内4施設(さわらび、ゆ~らく、鶴ヶ池荘、大森健康温泉)は民間譲渡、3施設(ゆっぷる、ゆとりおん大雄、さくら荘)は譲渡先なしで直営を続けてきました。2020年の新型コロナ感染流行の影響もあり、さわらび、ゆ~らく、鶴ヶ池荘の3施設が休館、市に返還され、大森健康温泉も4/1に返還されるとのこと。
横手市では、ゆっぷる、さくら荘、鶴ヶ池荘、ゆ~らくの4施設は関与を続ける方針とのことで、ゆっぷる、さくら荘は現在も営業中ですので、今後も営業が続くということになるのでしょう。ゆ~らくは既に建物は解体済みとのことで、温泉機能を持つ地域コミュニティーの場として小規模な建物を新設して存続させる意向とのこと。鶴ヶ池荘はここ2年ほど休館になっていて、今回具体策はまだないようですが、市営にて再開となりそうです。
(ゆっぷる(平鹿))
一方、さわらび、大森健康温泉、ゆとりおん大雄は地理的条件や改修コストなどを検討した結果、市の関与を打ち切り、民間譲渡を模索するが、かなわなかった場合他の用途での利用も検討するが有効活用が見込めなければ廃止も止む無しとのこと。
先日は、北秋田市の国民宿舎・森吉山荘が休館し、無償譲渡先を募集したが、応募者なしとの結果になったとのことですし、数年前、隣県岩手の西和賀町で公営の温泉施設の売却先を募集したものの、思うように手を挙げる人が出なかったようです。
(大森健康温泉)
横手市のこれらの温泉施設のお湯はどこも無色透明、無味、無臭(消毒臭)で、循環利用のため加温も必要で、今回の燃料費値上がりは影響が大。また全国的に知られた温泉ではなく、地元の人の利用が大半の施設。これは横手市だけでなく、日本中の温泉で苦戦が続いている温泉施設の典型。
ゆとりおん大雄は前々から存続問題がくすぶっており、今回具体的にいつまでとか公表されていませんが、当YHからも近く、お湯も掛流で使用しており、重宝していたので、非常に切ない思いです。