先日の地方紙で、秋田県北（八峰）の酒蔵、山本酒造店（白瀑）が醸造所と併設した形で試飲ができる施設を新設したとのこと。ここは日本酒を味わってもらうことを主眼にしているようですが、県南では本荘の斎弥酒造（雪の茅舎）が発酵食を提供する食堂を併設したり、羽後長野の鈴木酒造（秀よし）は道の駅中仙に食堂を出したりと、それまでの酒蔵見学での試飲コーナーだけでなく、食事や喫茶など気軽に立ち寄れる施設を出す動きが増えているようです。
秋田県の酒蔵の多くは、蔵見学を受け入れていますが、これは案内する人手が常時あるわけではないので、大半が数日前までの事前予約制。酒蔵巡りを目的に来られる方なら予約も可能でしょうが、予定なく来て、面白そうだから行ってみようと思っても、予約制ではいけないケースが多いようです。そうした点では、併設店舗というのは、予約なしでも行けて、雰囲気を味わうことが出来るので喜ばしいことです。
ただ、酒蔵の経営も厳しいようですので、いつまで続けられるかが問題。さらに提供するものがアルコールを含むものが多くなるので、車社会の秋田ではその点でも課題がありそうです。
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