今日は秋の3連休なのですが、こちら秋田では8月並みの最高気温32℃(横手は34℃)と暑さ爆発中ですが、お客様が寒気がするほどの少なさ。
暇な時間、考えるだけならお金がかかりません。特にここにきて、大きな時代の変化になりそうですので、その辺モンモンとしながらも、頭の整理をしています。
ザクっとした想定として、10年後では日本でもラーメンが一杯3,000円を超えるように、物価が今の倍以上になっており、その状況下で現在のような水準の宿泊料で経営できるかどうか、というものです。
ラーメンの値段は以前も書きましたが、昭和の時代には一杯500円前後。それが平成の世になり、本来物価は右肩上がりになるはずでしたが、30年に渡るデフレ時代が続き、ラーメンの値段も大きくは変化してきませんでした。それでもここ何年かで、従来のB級グルメの代表格であったラーメンも、スープの複雑化、食材のこだわりなどもあり1,000円前後の食べ物になってきました。
従来の考え方では、単に「高くなった」と云われ、いわゆる1,000円の壁なるものがラーメンにはあるとされます。店主のこだわりだけで値段が上がってきたなら、それは店舗の戦略とも云えますが、ここに来ての値上がりは、人件費の高騰、燃料代やそれぞれの食材の値上がりなどもあり、この部分はメニュー作り以外に避けれない原価上昇分。
今後、人件費が今の倍以上になれば、従業員のコスト上昇だけでなく、輸送費、原料の製造原価の上昇など多くの影響があり、ラーメンが今のアメリカのように一杯3,000円と云うのもあながち妄想とは言えない時代が近く来ると考えておく必要があるかと思います。