先日の秋田県内ロングドライブでは、風景だけを見ていたわけではありません。本来の目的は、鉱山跡地を探すことでした。
角館から国道105号を北上し、阿仁前田の北から東の山間地に入り、明利又集落に。この奥に明利又鉱山と揚ノ沢鉱山があるのですが、砂利道の林道状態で、手前で挫折。
明(利)又鉱山-享保2年(1717)~ 昭和39年(1964)鉛、銅
揚ノ沢鉱山-昭和31年(1956)~ 平成元年(1989)銅
この明利又からの道は、一応県道111号線となっており、途中で工事が中止され、山の反対側にも県道111号線がありますが、未開通。ぐるっと遠回りして、次はその県道の向こう側にあった立又鉱山に。古くからの鉱山ですが、賑わったのが昭和26年の朝鮮戦争特需頃。鉱山集落が形成され、400人が働き、扇田駅まで鉱山鉄道も敷設されていたというもの。
県道111号線北側から南下して、多分鉱山集落があっただろう場所に辿り着きましたが、何もなさ過ぎて唖然。事前調査で学校の記念碑があるとのことでしたので、それは見つけられました。鉱山が賑わったことで出来た小学校です。でも、これだけでは観光客を呼べません。
立又鉱山-元文3年(1738)~ 昭和48年(1973)銅
その手前に大巻集落というのがあり、ここにも鉱山があった記憶があり、集落の北の山が変な形に削られているように見え、集落周辺を走ってみると、ありました。大巻鉱山・坑廃水処理場。これは鉱山閉鎖後でも坑道から流出する廃水を処理し続けている施設。鉱山の現場までは見つけられませんが、ちょっと満足でした。
大巻鉱山-享保11年(1726)~ 昭和53年(1978) 銀、銅
一時
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます