「足元にメルトダウンの原子炉が」記者、3号機に登る
川原千夏子
2017年12月3日20時35分朝日新聞
【動画】東京電力福島第一原発3号機の建屋最上部を公開=小玉重隆撮影
燃料取り出しに向け、ドーム状の屋根の設置作業が続いている福島第一原発3号機の最上階=1日、福島県大熊町、竹花徹朗撮影
東京電力福島第一原発3号機の建屋最上階に今月初め、取材に入った。事故から6年半以上が経ち、取材が可能なレベルまで放射線量は下がったが、使用済み燃料プールにがれきがあるなど事故の痕跡がいまだに残り、廃炉の道のりは遠いと感じた。
崩れ落ちた建屋、今は? 写真で見比べる福島第一原発
3号機に向かう前に、内部被曝(ひばく)量を事前に計測。建屋から100メートルほどの拠点で防護服と鼻と口を覆う半面マスクを着用し、歩いて3号機に向かった。建屋のそばに着くと、放射線量は毎時0・1ミリシーベルトを超えた。
傷んだ建屋に負担をかけないために組んだ足場のエレベーターに乗り、オペレーティングフロアと呼ばれる建屋最上階に上り、敷き詰められた鉄板に立った。目に入るのは全て真新しい設備で、どこかのビルの屋上のようだ。事故直後の鉄骨がぐにゃりと曲がり鳥の巣のようだったがれきは取り除かれていた。
川原千夏子
2017年12月3日20時35分朝日新聞
【動画】東京電力福島第一原発3号機の建屋最上部を公開=小玉重隆撮影
燃料取り出しに向け、ドーム状の屋根の設置作業が続いている福島第一原発3号機の最上階=1日、福島県大熊町、竹花徹朗撮影
東京電力福島第一原発3号機の建屋最上階に今月初め、取材に入った。事故から6年半以上が経ち、取材が可能なレベルまで放射線量は下がったが、使用済み燃料プールにがれきがあるなど事故の痕跡がいまだに残り、廃炉の道のりは遠いと感じた。
崩れ落ちた建屋、今は? 写真で見比べる福島第一原発
3号機に向かう前に、内部被曝(ひばく)量を事前に計測。建屋から100メートルほどの拠点で防護服と鼻と口を覆う半面マスクを着用し、歩いて3号機に向かった。建屋のそばに着くと、放射線量は毎時0・1ミリシーベルトを超えた。
傷んだ建屋に負担をかけないために組んだ足場のエレベーターに乗り、オペレーティングフロアと呼ばれる建屋最上階に上り、敷き詰められた鉄板に立った。目に入るのは全て真新しい設備で、どこかのビルの屋上のようだ。事故直後の鉄骨がぐにゃりと曲がり鳥の巣のようだったがれきは取り除かれていた。