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【福井】公立小浜病院 つきまとい行為 被害女性に退職案内書類 専門家「労働者への配慮ない」

2017年12月20日 23時57分06秒 | 事故事件訴訟
【福井】公立小浜病院 つきまとい行為 被害女性に退職案内書類 専門家「労働者への配慮ない」
その他 2017年12月20日 (水)配信毎日新聞社

 杉田玄白記念公立小浜病院(小浜市大手町)の男性医師が女性看護師につきまとい行為を繰り返して懲戒処分を受けた問題で、病院が18日までに看護師に退職手続きの書類を送付していたことが分かった。病院の対応に専門家は「労働者への配慮がない」と指摘している。【高橋一隆】
 被害を受けた看護師は体調を崩し、10月26日から有給休暇を消化して休んでいる。病院は11月24日、医師を停職3カ月の懲戒処分にするなどの発表をした際、相談体制などを整えて看護師の復職を促すとしていた。
 病院によると、これまで看護師の親族に3回電話で復職を求めたが、本人と話はできなかった。そこで、看護師の有給休暇の期限(今月21日)が切れる前に、親族の了解を得て退職案内の書類を送った。病院は取材に「期限後も出勤しなければ、無断欠勤となり、懲戒処分の対象になるため」と説明した。
 病院の対応に、脇田滋・龍谷大名誉教授(労働法)は「病院は労働環境に配慮をする義務がある。この種の問題で有給休暇がなくなるから退職の書類を送るというのは、親族の了解を得ていても不適切だ。退職を勧めるようなもので、配慮がない」と指摘した。
 一方、問題発覚後、職場環境の改善を助言した県地域医療課は、看護師が職場復帰できていない現状について「再度適切な対応を求めて助言する」とした。
 問題発覚後、病院は職員向けの投書箱を設置し、再発防止を検討する院内の委員会を新たに発足させた
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ごみ屋敷なくすには セルフネグレクト、200万人超か

2017年12月20日 14時10分08秒 | 介護福祉高齢者
ごみ屋敷なくすには セルフネグレクト、200万人超か
聞き手 編集委員・駒野剛
2017年1月20日05時11分朝日新聞

東邦大学教授 岸恵美子さん
 東京都内で保健師として現場経験を重ね、人々の生活に寄り添って、その人らしい人生を送ってもらう支援のあり方を考え続けてきました。そうした中で、高齢者などで自分自身を放任、放置してしまう「セルフネグレクト」に陥る人たちの事例に多く関わり、研究も進めました。
脱・ごみ屋敷へ支援 東京・足立区の「おせっかい行政」
 社会的に問題になってきた「ごみ屋敷」は、セルフネグレクトのわかりやすい例です。年をとって体力を失ったり認知症になったりして、ごみの処理ができない。たくさんの動物を室内に放し飼いにする。「自分など生きていても仕方がない」と、医療や介護のサービスを受けることもしないばかりか、強く拒否する。
 その結果、著しく不潔な状態で暮らし、周囲に迷惑をかけるとともに、自分の健康を損ねて、最悪の場合、孤立死に至ってしまう。
 昨年11月、岐阜市の民家で70歳代の夫婦と43歳の長男が遺体で見つかりました。病死か衰弱死のようです。高齢者を支援する市地域包括支援センターの担当者が何度か訪ねましたが、「相談ごとは特にない」といわれたそうです。このケースでも、セルフネグレクトに陥っていた可能性があります。
 いったい、どれほどの人たちがこのような状況にあるのか。内閣府の11年の調査で、全国に約1万1千人という推計があります。
 しかし、これは氷山の一角だと思います。セルフネグレクトは日本だけではなく欧米でも問題になっています。大規模調査を実施した米国では、高齢者の9%、年収の低い人や認知症の場合は15%に及ぶという結果でした。日本に当てはめれば、65歳以上の人口が3400万人余ですから、優に200万人以上が該当する計算になります。
 実態が不透明なのは、自己放置の結果、ごみ屋敷に住んで、生命、健康に深刻な打撃を受ける状態に陥ってしまった人たちを救いあげる制度や法律が整っていないためです。
 高齢者の介護や生活の世話をしている家族らが、そうした役割を放棄して生命、健康に被害を与えるような場合には、高齢者虐待防止法の対象になります。市町村などは早期の発見、対応が求められますから、事前に対象となる人たちの把握をしています。
 しかし結果的に生命、健康に打撃を与えるケースでも、自らの体調や衛生の管理をしなかったり、できなかったりするセルフネグレクトの人たちは、こうした防止法の網から漏れています。市町村なども、何らかの対応が必要と考えつつも、実態の把握ができない状態になっているのです。
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44歳イチローが迎えた厳冬 所属先決定は長期戦の様相

2017年12月20日 12時13分30秒 | 運動スポーツ
44歳イチローが迎えた厳冬 所属先決定は長期戦の様相
ダラス=遠田寛生
2017年12月19日23時01分朝日新聞

イチローも44歳。来季はどこでプレーするのか=USAトゥデー・ロイター

 大リーグ通算3080安打を誇るイチロー外野手(44)の来季の所属先が決まっていない。11月にマーリンズから契約を更新しないと通達され、フリーエージェント(FA)に。今月中旬のウィンターミーティングでは、代理人がマーリンズを除く29球団と接触したが、反応はなく、厳しい冬を迎えそうだ。
 136試合。大リーグ17年目で最も少ない試合数に終わったイチローは、控え外野手としてプレーした。打率2割5分5厘、3本塁打、20打点。安打数は自己最少の50本で、盗塁数は初の1桁台となる1個のみ。打数は昨季の327から大きく減り、196に。2001年に大リーグに移籍して以来、打撃成績のほとんどが自己ワーストだった。マーリンズは契約を1年延長できる権利を持っていたが、新体制の意向により見送られた。
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