日々

穏やかな日々を

呼吸の管を食道に、医療事故で乳児寝たきり…大阪市医療センター

2018年02月21日 22時51分03秒 | 事故事件訴訟
呼吸の管を食道に、医療事故で乳児寝たきり…大阪市医療センター
2018年2月14日 (水)配信読売新聞

 大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)で昨年9月、生後2か月の女児に心臓手術を施した後の処置で、気管に空気を送るチューブを医師が誤って食道に入れてしまい、女児が一時的に心停止する事故が起きていたことがわかった。
 女児は低酸素脳症による重度の後遺症があり、現在も寝たきりの状態が続いている。センター側はすでに親族に謝罪している。
 大阪市や親族によると、女児は生まれつき心臓病があり、昨年9月19日に手術を受け成功した。その際、気管にチューブを通し、呼吸の補助を受けていた。
 回復してきたため、同22日、自発呼吸ができるか調べようと、医師がいったんチューブを抜いてみたが、正式にチューブを抜くにはまだ時間が必要と判断。改めてチューブを口から差し込んだ際、誤って食道に入れてしまったという。
 医師がしばらく誤りに気付かなかったため、十分な酸素が行き届かず、女児は約30分間、心臓が停止。人工心肺装置を付け、心拍は再開したものの、低酸素脳症に陥って脳に障害を負った。現在も意識が戻っていない。集中治療室から出られず、退院のめどは立っていない。
 女児の母親は取材に応じ「娘の容体がおかしくなった時にすぐにチューブを抜いていれば、ここまでひどくはならなかったのではないか。事故で娘の人生は一変してしまった」と話している。
 センター側は慰謝料などの補償を検討している。大阪市は「重大な事故だと認識している。今後、再発防止へ安全管理の徹底が必要だ」としている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女児死亡で300万円賠償 研修医、先輩に相談せず

2018年02月21日 22時48分22秒 | 事故事件訴訟
女児死亡で300万円賠償 研修医、先輩に相談せず
2018年2月21日 (水)配信共同通信社

 愛知県小牧市は21日までに、市民病院で2016年に劇症型心筋炎で死亡した女児について、病院側に過失があったとして、遺族に慰謝料300万円を支払うと発表した。当直の研修医が先輩に対処を相談せず、女児を帰宅させていた。
 病院によると、女児は発熱などで、祝日だった16年2月11日に救急外来を受診。当直の研修医が入院不要と判断し、翌日の外来受診を指示して帰宅させた。女児は12日未明に心肺停止となり搬送されたが死亡した。
 病院は、研修医が先輩に相談するルールを怠った点に問題があったと認めた。先輩に相談しやすくするため、医師を増やしたという。
 谷口健次(たにぐち・けんじ)院長は「心からおわびする。安心して医療を受けてもらえるよう再発防止に努める」とのコメントを出した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン