健康医療産業の中心地に 25年万博に向け企業集積 「インタビュー」松井一郎大阪府知事
2018年12月3日 (月)配信共同通信社
2025年国際博覧会(万博)の開催地が「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げた大阪に決まった。松井一郎大阪府知事は2日までに府庁でインタビューに応じ、開幕までの7年間で、大阪を健康医療産業の日本の中心地、企業集積地にしたいと抱負を語った。
―誘致が実現した。
「オールジャパンの活動が世界から評価されたことが勝因だったと思う。世界の多くの人々が大阪万博に期待してくれている。圧倒的な未来を体験できる万博をつくらなければならないと身が引き締まる思いだ」
―20年の東京五輪・パラリンピック後に、どう盛り上げを図るか。
「ライフサイエンスをキーワードに大阪で新しいビジネスに挑戦しようという機運は高まってきている。誘致活動を通じて、大阪、関西の人材、研究機関が高いポテンシャルを持っているというメッセージは世界に届けられた。日本での健康医療分野の中心地、企業の集積地は大阪だという形、産業の柱を7年かけてつくりたい」
―課題は。
「民間の発想力、参加意欲が一番ポイントになる。できるだけ自由にチャレンジできるよう、規制緩和を国に求めるなど協力を惜しまない」
―万博来場者数の増加には訪日外国人客の取り込みが重要だ。関西空港、大阪空港、神戸空港の運用見直しについては。
「運営会社である関西エアポートの中長期計画に沿った協力態勢にしたい。空港問題には長い歴史があり、意見の対立が起きればインバウンド戦略にマイナスになる」
―大阪府と大阪市が一体となり、誘致を成し遂げたと強調している。市を廃止し、特別区を新設する「大阪都構想」をどう実現していくか。
「一番の背骨の公約だから必ずやりたい。大阪は府市一体で取り組み、確実に成長している。この成長を続けていくことを望むなら、役所の制度を見直そうと訴えたい」
―19年11月には2期目の任期が満了となる。25年万博にどういった立場で参加するか。
「家族と楽しみたい。そのときの立場について考えたことはない」
2018年12月3日 (月)配信共同通信社
2025年国際博覧会(万博)の開催地が「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げた大阪に決まった。松井一郎大阪府知事は2日までに府庁でインタビューに応じ、開幕までの7年間で、大阪を健康医療産業の日本の中心地、企業集積地にしたいと抱負を語った。
―誘致が実現した。
「オールジャパンの活動が世界から評価されたことが勝因だったと思う。世界の多くの人々が大阪万博に期待してくれている。圧倒的な未来を体験できる万博をつくらなければならないと身が引き締まる思いだ」
―20年の東京五輪・パラリンピック後に、どう盛り上げを図るか。
「ライフサイエンスをキーワードに大阪で新しいビジネスに挑戦しようという機運は高まってきている。誘致活動を通じて、大阪、関西の人材、研究機関が高いポテンシャルを持っているというメッセージは世界に届けられた。日本での健康医療分野の中心地、企業の集積地は大阪だという形、産業の柱を7年かけてつくりたい」
―課題は。
「民間の発想力、参加意欲が一番ポイントになる。できるだけ自由にチャレンジできるよう、規制緩和を国に求めるなど協力を惜しまない」
―万博来場者数の増加には訪日外国人客の取り込みが重要だ。関西空港、大阪空港、神戸空港の運用見直しについては。
「運営会社である関西エアポートの中長期計画に沿った協力態勢にしたい。空港問題には長い歴史があり、意見の対立が起きればインバウンド戦略にマイナスになる」
―大阪府と大阪市が一体となり、誘致を成し遂げたと強調している。市を廃止し、特別区を新設する「大阪都構想」をどう実現していくか。
「一番の背骨の公約だから必ずやりたい。大阪は府市一体で取り組み、確実に成長している。この成長を続けていくことを望むなら、役所の制度を見直そうと訴えたい」
―19年11月には2期目の任期が満了となる。25年万博にどういった立場で参加するか。
「家族と楽しみたい。そのときの立場について考えたことはない」