職場のクリスマスツリー

クリスマスツリーが飾られました。

その時だけ

こういうときに
タバコが吸えたらいいのかな
母は吸っていた
16の時から
私も吸った
ハタチの時
でも、その時の頭痛に驚いた
こんなにきついものなのかと思った
そして、二度と吸うことはなかった！
でも今
歌を聞きながら
母のタバコを思い出す
歌でもコーヒーでも
哀しみが癒えない時
タバコをのむのかな？
母は何も言わなかった
一日６本
医師からの許可があったと言っていた
でも、その６本も止めねばならなくなった。
腹部大動脈瘤の手術の時
タバコが止められない母
母と喧嘩したのは
その時だけだった

人が歌を求めて

子は親を嫌悪し、
孫は祖父母を軽蔑する。
人間はそのチームの中で
進化し、退化し、
増加し、減少し、
継続して来た。
ある時は叫び
ある時は泣き
ある時は自他の生命を脅かし
人生を捨てた。
人間の渦の中は汚い
それでも、恋心は消滅することなく
空にあこがれ
水を求めて
鳥のように空を飛び
魚のように海を走る。
希望という名のかりそめの言葉につながって
今日だけ過ぎればいいと思う。

だから、忍という言葉を愛した。

不治の病に犯さても
手足を奪われても
歌を歌うことができた。
笑うこともできる。
何と健気なことだ。
闇と無音を喜んだように
生きる。

そんな生きざまを
今日は
考えて。