県議会:新型コロナの第2波に備え、補正案 今年度4度目 県議会が開会 /広島
6月定例県議会は22日開会し、湯崎英彦知事は新型コロナウイルス感染症の第2波に備える対策費や観光回復策を盛り込んだ総額713億3000万円の2020年度一般会計補正予算案など14議案を提案した。会期は30日までで、一般質問は24、25日にある。
コロナ禍を受け、県が20年度に補正予算を組むのは4度目。補正後の総額は1兆2063億3700万円に膨張する。本会議で湯崎知事は「検査・医療体制を充実させて感染拡大を防ぎ、県経済の早期回復にも全力を尽くす」と述べ、1日2400件のPCR検査を可能とする体制整備などに意欲を見せた。
一方、広島市の松井一実市長は22日、開会中の6月定例市議会で一人親世帯への特別給付金などに充てる24億2600万円の20年度一般会計補正予算案を追加提案した。会期は25日まで。【池田一生、小山美砂】