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穏やかな日々を

診療所としては島根県内で唯一、心臓リハビリテーション

2021年05月13日 23時50分30秒 | 医療情報

 山陰で初めてドーム型ハウスでの発熱外来を実施した出雲市の伊藤医院は、県内で唯一、診療所として心臓リハビリテーションを行っている。心不全の患者数が全国で100万人を超え、がんと並ぶ社会的問題になりつつある中、訪問心臓リハビリテーションの実施や啓発活動などに力を注ぐ院長の伊藤新平氏に話を聞いた

――診療所としては島根県内で唯一、心臓リハビリテーションを実施しています。

 心不全の患者は全国で100万人を超え、現在も増加傾向にあります。出雲市も例外ではなく、入院患者数の将来推計は右肩上がりで、必要病床数の増加が見込まれています。患者の心機能はたいてい、入院のたびに低下します。心機能を維持し、健康寿命を延ばすためには、まず入院させないことが重要なのです。そこで力を発揮するのが心臓リハビリテーション(心リハ)です。

 心リハは、単なる運動療法ではありません。心疾患患者の最適な身体的、心理的、社会的状態を回復および維持し、基礎にある動脈硬化の進行を抑制し、さらに罹患率と死亡率を低下させることを目指す多面的介入なのです。心不全や心筋梗塞、心臓手術後の患者は、心臓の働きが落ちている上、安静を続けたことで運動能力や体の調節機能も低下しています。しかし退院後、強い活動はできません。専門家の下、心リハで適切な運動療法を行うことが身体的回復につながります。また、当院では、心臓病の原因となる動脈硬化の進行防止を狙って、食事指導や禁煙指導も実施。カウンセリングや復職指導も行います。医師、理学療法士、看護師、薬剤師、臨床心理士、検査技師、作業療法士、健康運動指導士など多くの専門医療職が関わって、患者の状態に応じた効果的かつ総合的なリハビリプログラムを提案・実施します。

 地方厚生局によると、日本では心リハを実施している医療機関が1436施設(2020年4月)と少なく、診療所での実施はその1割ほどです。しかも島根県は2014年時点、人口10万人比で最少でした(現在は全国平均程度まで改善)。私は、島根大学医学部附属病院などで心リハに携わっていたこともあり、当院での実施を試みることにしました。2021年4月現在、島根県内で心リハを実施しているのは、当院含め7施設。診療所は当院のみで、ほかは島根大学医学部附属病院や松江市立病院など、救急医療や地域医療拠点を担っている病床数300弱から600強の病院です。

――どのように心リハを実施していますか。

 もともと軒下だった場所を改装して、心リハ施設基準を満たす20平方メートルを確保しました。保険適用上必須設備であるエルゴメータや心電図モニター、酸素供給装置などに加え、運動負荷試験装置(CPX)や、筋肉や体脂肪分、水分などの体成分を定量的に分析できる装置も備えました。

 急性期治療やベッドサイドリハなどを行う急性期と、退院指導・教育、運動療法を行う前期回復期の心リハは、入院中に行います。外来でリハビリを実施する当院は、退院後の後期回復期以降を担い、運動療法から生活指導・教育などを実施。寝たきりや再入院を予防して、患者のQOLの維持・向上、健康寿命の延伸を目指しています。出雲地域の急性期病院2施設と連携し、2018年8月から当院での心臓リハビリテーションを開始しました。

 理学療法士(PT)が横について行うエルゴメータを使った有酸素運動、レジスタンストレーニングなどに加え、管理栄養士の協力を得ながら減塩や禁煙の指導なども実施。週に1度は、医師、看護師、PT、事務職員による多職種カンファレンスを行って、情報を共有しています。また、「心リハノート」を作って家族や、他の医療機関とも情報を共有。ノートには、患者の人生の目標や、大事にしていること、心リハに対する希望なども記してもらい、アドバンス・ケア・プランニングにも取り組んでいます。患者の同意の下、診療情報などを閲覧できる、しまね医療情報ネットワーク「まめネット」も活用しています。

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基礎疾患ない20代男性、入院待機中に自宅で死亡…重症者は1189人で過去最多

2021年05月13日 23時44分32秒 | ウイルス

基礎疾患ない20代男性、入院待機中に自宅で死亡…重症者は1189人で過去最多

2021年5月13日 (木)配信読売新聞
 

 国内の新型コロナウイルス感染者は12日、47都道府県と空港検疫で、新たに7058人確認された。北海道、福島、岐阜、愛知、広島、福岡、鹿児島で過去最多となった。全国の死者は106人で、1日あたりの死者が2日連続で100人を超えた。京都市は、基礎疾患がない20歳代男性が入院待機中に自宅で死亡したと発表した。重症者は1189人で過去最多を更新した。

 東京都の新規感染者は969人で、1週間前(621人)から348人増えた。重症者は前日から5人増の86人。直近1週間の平均新規感染者は874人で、前週(798・9人)から9・4%増えた。

 新規感染者が529人確認され、過去最多を更新した北海道では、3日ぶりに500人を超えた。このうち、「まん延防止等重点措置」の対象地域の札幌市が352人で、同市としても過去最多となった。12日からは同市内の飲食店で、重点措置で要請した酒類提供の終日自粛などが始まった。

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東京五輪ボランティア 看護職の7割辞退 医療体制逼迫背景に 茨城・鹿嶋会場

2021年05月13日 23時41分12秒 | 運動スポーツ

東京五輪ボランティア 看護職の7割辞退 医療体制逼迫背景に 茨城・鹿嶋会場

 2021年5月13日 (木)配信茨城新聞
 

 東京五輪サッカー競技会場の茨城県立カシマサッカースタジアム(鹿嶋市)や練習会場で、医療ボランティアとして活動する予定の看護職の約7割が辞退していたことが12日、分かった。

 茨城県看護協会によると、組織委が募集したボランティアには当初、看護師や保健師などの看護職41人が応募。だが4月下旬に同協会が組織委に問い合わせたところ28人が辞退し、希望者は13人まで減っていた。新型コロナウイルス対応やワクチン接種などで医療体制が逼迫(ひっぱく)していることが背景にあるとみられる。

 組織委は日本看護協会に看護師500人の派遣を依頼している。県看護協会には4月20日に日本看護協会から協力依頼が届き、「10人以上」の看護職の確保を求められたが、県協会は協力は「厳しい状況」と回答したという。

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膵炎薬「フオイパン」の新型コロナウイルス感染症薬への転用、今秋までの申請に意欲

2021年05月13日 23時38分51秒 | ウイルス

膵炎薬「フオイパン」の新型コロナウイルス感染症薬への転用、今秋までの申請に意欲

小野薬品工業、昨年6月に治験開始、11月に最終治験入り

 

 小野薬品工業の相良暁社長は11日の決算説明会で、新型コロナウイルス感染症薬として転用を進めている膵炎薬「フオイパン」について「なるべく早く進めたい。小野としては上期中に結論を得たい」と今秋までの承認申請に意欲を示した。昨年6月に治験を開始し、11月には最終治験に入った。今月末までに患者への投与が終わるため、今後、データ解析を速やかに進めていく方針だ。

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我が家のラベンダー

2021年05月13日 23時23分59秒 | 草花

ラベンダーが咲く

4種あるよ

 

 

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白い芍薬もひらいたよ

2021年05月13日 23時21分38秒 | 草花

白い芍薬もひらいたよ

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【鳥取】感染対策 「鳥取方式」強化

2021年05月13日 23時09分41秒 | ウイルス

【鳥取】感染対策 「鳥取方式」強化

2021年5月13日 (木)配信読売新聞
 

集団接種 臨時会場設置へ

 県内の新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受けて、県は、「鳥取方式」と呼ばれる対策の強化を図る。入院病床や宿泊療養用の部屋数を増やし、県内の大学で学生がすぐにPCR検査を受けられるようにするほか、県がワクチンの集団接種会場を設置することも検討している。(安恒勇気)

 県内では、全国的な感染拡大と重なるように、3月下旬以降、感染者が急増。4件のクラスター(感染集団)が発生し、4月には1か月間の感染確認が初めて100人を超えた。また、スクリーニング(ふるい分け)検査では、感染力が強いとされる変異したウイルスの割合も8割以上を占めている。

 こうした状況に危機感を強めた県は、医療機関と協議を進め、感染者がすぐに入院できる病床を204床(4月1日現在)から、267床(5月7日現在)まで増やした。無症状や重症化のリスクが低い感染者が入る宿泊療養の施設も、県東部(66室)と西部(40室)にしかなかったが、中部でも倉吉シティホテル(倉吉市)の協力を得て35室を確保。14日から稼働し、平日は県立厚生病院(同)の医師を中心にオンライン診療を行う。これまで認めていなかった在宅療養についても、入院病床や宿泊療養施設が逼迫ひっぱくした際に、症状が軽快した患者には認めることにした。

 また、公立鳥取環境大の部活動でクラスターが発生したことから、同大学をはじめ、鳥取大、鳥取看護大、鳥取短期大、米子高専の計5校で、体調に不安がある学生が希望すれば、学内でPCR検査を受けられるようにする。

 ワクチン接種についても、6月中旬~7月末に県営の集団接種会場を臨時で設けることを検討。市町村が行っている接種に影響が出ないように、歯科医師の活用も含めて医療関係者らと調整を進めている。対象は65歳以上の高齢者で、場所は鳥取市と米子市を予定。各会場で土日に1日200人程度の接種を見込んでおり、米モデルナ製のワクチンを使うことを想定している。

 平井知事は12日の記者会見で、「他の地域と比べれば抑え込んでいる」としながらも、「山火事になると、小さな自治体では消すのに限界がある。大切なのはぼやで消すことだ」と体制強化の重要性を強調した。

<鳥取方式> 新型コロナの感染を封じ込めるために、県が進めている「早期検査・早期入院・早期治療」の対応を指す。県内では昨年4月10日に初めて感染者が確認されて以来、感染者が出る度に接触者すべてにPCR検査を実施。感染者には、重症化を防ぐため、症状の有無にかかわらず、すぐに入院してもらうようにしている。

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病院ドア破壊疑いで男逮捕 接種予約できず腹いせか

2021年05月13日 22時59分28秒 | ウイルス

病院ドア破壊疑いで男逮捕 接種予約できず腹いせか

2021年5月13日 (木)配信共同通信社
 

 愛知県警安城署は12日、同県安城市の病院出入り口のドアガラスを蹴って破壊したとして、器物損壊の疑いで、同市東端町、パート従業員川口忠男(かわぐち・ただお)容疑者(66)を逮捕した。病院の職員が、新型コロナウイルスのワクチン接種の予約を断った男とトラブルになった、と110番していた。

 安城署によると、同病院では、普段通院していれば予約を受けていたが、川口容疑者は通っておらず、病院は「自治体を通じて予約してほしい」と断った。調べに対し「腹いせに蹴って割った」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は12日午前8時35分ごろ、安城市の病院のドアガラスを蹴って割った疑い。

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赤いシャクヤク、ひらく

2021年05月13日 14時23分22秒 | 草花

赤いシャクヤクが思い切り、開きました。

庭からカットして、瓶に入れました。

逆光もいいかな?のパチリ。

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どうしようかな~

2021年05月13日 02時13分30秒 | 私自身や健康

今日は、色白の、とてもきれいな、奥様が、7月4日に、65歳になられ、退職なさると。

誕生日より、1月早く辞めるとの事。

精密機器の検査を担当、黙って、もくもくとこなしてきた。

お疲れさま😌💓

辞めたら、友が勧めるおいしいご馳走を、食べに行くのが楽しみとのこと。

いいなー🎵

私ももう辞めて、尼さんになろうかな🎵

半分夢、半分本気。

世の中の、人模様に、疲れちゃったかな~✌️

 

 

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数近くに認知症の症状があり、マスク着用などの感染防止対策の徹底が困難だったとしている。

2021年05月13日 00時40分19秒 | ウイルス

クラスターの高齢者施設、133人感染し25人死亡…大半の感染者入院できず施設内で治療

 2021年5月8日 (土)配信読売新聞
 

 神戸市は7日、新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生した神戸市長田区の高齢者施設について、入所者と職員計133人が感染し、うち入所者25人(70歳代以上)が死亡したと発表した。病床の逼迫で大半の感染者が入院できずに災害派遣医療チーム「DMAT」から医師の派遣を受けるなどして施設内で治療を受けていたという。

 市によると、施設は介護老人保健施設「サニーヒル」(定員150人)。4月14日に90歳代以上の入所女性の感染が判明し、最終的に入所者全体の約7割にあたる97人(50~90歳代以上)と、職員36人(20~60歳代)の感染が確認されたという。感染者の大半が変異ウイルスだったとしている。

 また感染した入所者97人のうち、94人は施設内で治療を受けており、市は「高齢者が多く、軽症者も含めて入院させたかったが、病床の逼迫でできなかった」としている。入所者の半数近くに認知症の症状があり、マスク着用などの感染防止対策の徹底が困難だったとしている。

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母の最期 立ち会えぬ苦悩 島根の病院 続く面会制限 対応模索、画面越しも

2021年05月13日 00時36分37秒 | ウイルス

母の最期 立ち会えぬ苦悩 島根の病院 続く面会制限 対応模索、画面越しも

2021年4月26日 (月)配信山陰中央新報
 

 3度目の緊急事態宣言発令が決まり、新型コロナウイルス禍の終わりが見えない中、病床の親族の最期に立ち会えない状況が続いている。感染が急拡大する大阪府在住で出雲市出身の40代男性は今春、島根県内の病院に拒まれ母親の最期に立ち会えなかった。院内感染のリスク回避は理解するが、PCR検査を受けて陰性でも許可できないとの説明に「過敏すぎるのではないか」と嘆く。県内の医療関係者は病院側の判断に理解を示す声が多いが「せめて画面越しで」と工夫する病院も出てきた。

 男性の母親は長年の闘病の末、今春、県内の緩和ケア病棟に入った。一時退院ができない容体となり「あと数日しかもたない」との知らせが男性に届いた。面会を試みたが、県内の親族から「(母が)病院にいる間は会えない」と告げられた。

 納得できず、病院に直談判すると、PCR検査を受けて陰性で、体調が万全だとしても、大阪から帰郷する場合は許可できない旨の説明を受けた。受け答えから「県内はクリーンで県外は汚染」という印象を持たれていると感じたという。

 「母をその場でみとれないもどかしさ、やるせなさは筆舌に尽くしがたかった。コロナ禍はまだまだ続く。私と同じような悔しさを味わう人が一人でも減ってほしい」と願う。

 一方、医療関係者も苦悩している。新型コロナ患者を受け入れる感染症指定医療機関の松江赤十字病院(松江市)は、院内感染防止のため通常面会も「当面禁止」で、入退院の付き添いは原則1人と、ただでさえ厳重な対応をしている。

 県外の患者家族がみとりを希望した際の対応マニュアルはなく、担当者は「主治医が状況に応じて判断することになる。難しい判断ではある」と話す。

 「家族の気持ちは十分理解できるが、判断を迫られれば同様の対応になるかもしれない」。言葉を絞り出すのは大田市立病院の島林大吾事務部長。PCR検査は検査時期に判定が左右される例があるとして「完全ではない」と説く。重症化リスクが高い患者がいる院内への受け入れは、警戒せざるを得ない。それでも「できる限りのことはしたい」とタブレット端末を導入。オンライン上で面会できる仕組みを用意した。

 県医師会の森本紀彦会長は、PCR検査が昨年に比べて受けやすくなった現状を踏まえ「1度ではなく、日を分けて頻繁に検査をすることで、感染の可能性をゼロに近づける方法もある」と述べ、模索すべき課題だとする。

 国民の約7割が病院で亡くなる現実とコロナ禍の中、いかに死と向き合う環境をつくるのか、難題が突きつけられている。

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