島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県が17日、112人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。大田市内の事業所で県内124例目のクラスター(感染者集団)を確認した。鳥取県の新規感染者は74人。両県とも16日確認分。

 島根県の居住地別は松江市46人、出雲市22人、浜田市16人、雲南市8人、安来市5人、江津市4人、益田、大田市各3人、奥出雲、海士町各1人、県外3人。クラスターとなった大田市内の事業所は16日までに5人の感染を確認。公表済みの松江市内の保育施設のクラスターで新たに2人が感染し、規模は24人となった。

 松江市内の市立学校2校で関係者各1人の感染が判明し、部分休校。県松江合同庁舎2階に勤務する県職員1人と県東部の警察署の40代男性警察官1人も感染した。

 鳥取県の保健所別は鳥取市35人、米子34人、倉吉5人。

 鳥取署の警察職員4人と米子署の警察職員1人、県庁舎勤務の職員1人、県東部の地方機関に勤務する県職員1人、鳥取家裁の職員1人の感染がそれぞれ判明。鳥取刑務所でのクラスターで新たに2人の感染が確認され、規模は24人となった。いずれも業務に支障はない。

 感染確認を受け、鳥取市の鳥取工高と米子市の米子東高が休校。13日から休校していた鳥取市の浜坂小は、一部学級を除き再開した。倉吉市の河北中は18日に一部の学級を閉鎖する。

 累計感染者数は島根8096人、鳥取8254人。17日午前0時時点の確保病床使用率は島根(368床)22・3%、鳥取(350床)16・0%。宿泊療養は島根36人、鳥取107人。自宅療養は島根629人、鳥取472人。重症者は島根1人、鳥取0人。
 (佐々木一全、福間崇広)