Mars&Jupiter

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シャルル・トゥルヌミールの交響曲第3番ニ長調「モスクワ1913」作品43を聴く

2014-06-15 19:15:28 | 古典~現代音楽フランス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1870年生まれのトゥルヌミールが、
1913年に作曲した交響曲第3番ニ長調「モスクワ1913」作品43である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはアントニオ・デ・アルメイダ指揮、モスクワ交響楽団の演奏による。
第一楽章(Bien modere)は、重々しい感じで始まる。
木管楽器が奏でた旋律を弦楽器が受け継ぎ、それは聖歌風でもある。
徐々に盛り上がりをみせたり、いったん静まったりを繰り返していく。
終わりで冒頭の旋律が再び現れて、ハープも絡み、最後は静かに終わる。
第二楽章(Avec du mouvement)は、軽かなテンポで旋律が奏でられて始まる。
そのあとホルンが奏でる雄大な感じの旋律が印象的である。
この二つの旋律が交互に現れて、スケルツォ風の楽章で幻想的である。
第三楽章(Les Cloches du Moscou、ゆっくりと) は、
「モスクワの鐘」という意味なのだろう、鐘の音が鳴り響く。
徐々にその音は大きくなっていったあと、静まっていく。
そして、そのあとは弦楽器により叙情的な旋律が奏でられていく。
そしてそれに木管楽器や金管楽器が絡んでいく。
ロシア的な部分を少し感じさせ、ロマンティックである。
盛り上がりを見せたあと、最後は穏やかに終わる。
第四楽章(Assez modere-Avec assez de mouvement)は、
鐘の音が鳴り、ハープも奏でられ、今までの楽章の旋律も現れ、
回想風な部分をみせる一方で、力強い旋律が奏でられていく。
金管楽器も加わり、これまでの楽章で現れた旋律が断片的に絡む。
鐘の音と金管楽器により華やかに盛り上がりをみせ、最後力強く終わる。
コメント
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