Mars&Jupiter

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ボフスラフ・マルティヌーのヴァイオリン・ソナタ ハ長調H.120を聴く

2015-02-15 19:50:45 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのはマルティヌーの作品で、
1919年に作曲されたヴァイオリン・ソナタ ハ長調H.120である。
聴いたCDは、ボフスラフ・マトウシェクのヴァイオリン、
ペトル・アダメツのピアノ演奏によるものである。
第一楽章アレグレット・クワジ・モデラートは、
ピアノの動きのあるリズミックな音の上で、
ヴァイオリンが歌うような旋律を奏でていく。
明るく生き生きとした音楽が奏でられたあと、
最初の主題を中心に展開されていき、最後は力強く終わる。
第二楽章スケルツォは、ピアノとヴァイオリンにより、
リズミックな旋律が奏でられていくが、それには落ち着きがない。
不安さと一方で、明るくはしゃいだ感じの部分があり、
再び冒頭の主題が繰り返され、解決のないまま終わる。
第三楽章ラルゴは、沈鬱な部分を感じさせながら、
叙情的な旋律がヴァイオリンにより奏でられる。
その後ピアノとヴァイオリンの掛け合いがよく、
情熱的にドラマティックに展開されたあと、
ヴァイオリンとピアノがユニゾンで旋律を奏で、
最後は穏やかな感じで静かに 終わる。
第四楽章アレグロは、ピアノの前奏に始まり、
ヴァイオリンが加わって絡んでいく。
やがてヴァイオリンに軽快で生き生きとした旋律が現れる。
曲はその主題をもとに転換していく。
途中きらめくようなピアノの音の上に、
ヴァイオリンが絡んでいくところも印象的である。
主題が途中で展開されていくところも楽しい。
堂々とした旋律が奏でられて最後力強く終わるところもいい。
コメント
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