Mars&Jupiter

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ボフスラフ・マルティヌーの「魅惑の夜~漢詩による」H.119を聴く

2015-02-22 23:15:02 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのはマルティヌーの作品で、
1918年に作曲された「魅惑の夜~漢詩による」H.119である。
聴いたCDは、リュビツァ・リバールスカのソプラノ、
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮、プラハ交響楽団による演奏のもの。
中国の詩人による漢詩をチェコ語に訳したものをテキストに使っている。
第一曲「外国で」(アンダンテ)は、弦楽器の重々しい感じの前奏で始まる。
やがてソプラノ独唱が入り、明るくロマンティックな歌を歌っていく。
第二曲「ありのままの春に」(アダージョ・ルグブレ)は、
弦楽器と木管楽器の明るい牧歌的な響きで始まる。
ソプラノ独唱も入り、淡々とした感じの中で、
春における自然の情景が歌われ、最後は静かに終わる。
第三曲「神秘的な笛」(アンダンテ・ソスティヌート)は、
弦楽器による淡い感じの音楽に、木管楽器が加わり明るい感じになる。
情熱的に歌い上げていくソプラノと、自然の感じを思わせる管弦楽。
やがて音楽はストラヴィンスキー風な部分も見せながら、
中国風の部分が現れ、ソプラノの独唱と、
豊かな自然を感じさせる管弦楽の高揚した中で最後終わる。
コメント
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