Mars&Jupiter

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イニャース・ジョジェフ・プレイエルの交響曲ニ短調B.147を聴く

2015-05-17 10:04:08 | 古典~現代音楽オーストリア編
一昨日、昨日と仕事に追われ、ウォーキングを休みました。
やっとそれが終わって一息ついているところです。
今回取り上げるのは1757年オーストリア生まれの作曲家、
プレイエルが1791年に作曲した交響曲ニ短調B.147である。
今回聴いたCDはマティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの演奏による。
第一楽章マエストーソ-アレグロ・コン・スピリート・クワジ・プレストは、
悲しみに満ちた、しかし堂々とした序奏で始まる。
そして主部に入り、弦楽器が力強く生き生きとした第一主題を奏でていく。
続いて弦楽器が優しく愛らしい感じの第二主題を奏でて、
提示部が終わると展開部に入り、第一主題から展開されていく。
モーツアルトに似た優雅な部分とベートーヴェンに似た力強さを感じる。
最後は力強く、堂々とした感じで終わる。
第二楽章アダージョは、弦楽器が叙情的な旋律を奏でて始まる。
中間部は木管楽器やホルンも絡んで優雅な感じになる。
弦楽器が再び叙情的な旋律を奏で、木管楽器が絡み、最後穏やかに終わる。
第三楽章メヌエット・エ・トリオ(アレグレット)は、
弦楽器が優雅で舞踏風のメヌエット主題を奏でて始まる。
トリオはホルンとフルートが活躍し、牧歌的な感じである。
弦楽器とフルートが旋律を対話するように奏でていくのがいい。
再び最初のメヌエット主題が奏でられて、最後力強く終わる。
第四楽章ロンド(アレグロ)は、弦楽器が生き生きとした旋律を奏でて始まる。
ホルンやオーボエ・フルートなど木管楽器も絡んでいく。
短調に転じたりもしながら、変化をつけていき、軽快に進行していく。
ティンパニの音とともに盛り上がって、最後は堂々とした感じで終わる。
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