Mars&Jupiter

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エドムンド・ラッブラの交響曲第9番「聖なる交響曲(復活)」作品140を聴く

2018-08-15 09:20:51 | 古典~現代音楽イギリス編
今回は、1901年イギリス生まれのラッブラが、
1972年に作曲した交響曲第9番作品140を聴きました。
副題は「聖なる交響曲(復活)」となっています。
今回聴いたCDはリン・ドーソンのソプラノ、
デッラ・ジョーンズのコントラルト、
スティーヴン・ロバーツのバリトン、
リチャード・ヒコックスの指揮、
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団および合唱団の演奏による。
この交響曲は合唱とナレーション、独唱者による壮大なオラトリオである。
優しく弦楽器が旋律を奏でる前奏曲から始まり、
イエス役のバリトンが歌い、合唱がそれに応え、
バリトンが再び歌ったあと、打楽器による激しいリズムが叩かれる。
そして弦楽器中心に旋律を奏で、女声合唱が歌い男声合唱も加わる。
合唱はヨハネス・クリューガーによる賛美歌を歌う。
次の部分はコントラルトによる語り手の歌である。
これに続きテノールの合唱が歌い、語り手、合唱と続く。
そして、再びコントラルトによる語り手の部分となる。
その後テノールの合唱が入り、語り手と、
ソプラノが歌うマグダラのマリア(マリア・マグダレナ)と、
イエスが交互に歌っていく部分に入っていく。
そのあと合唱の部分に入り、アレルヤを歌い盛り上がっていく。
メルヒオル・テッシュナーの歌が歌われ、
語り手の語りの部分が入り、管弦楽のみの間奏的な演奏が入る。
木管楽器が活躍するところや金管楽器が鳴り響くところは、
ホルストからの影響を受けた部分とも言えなくもない。
そして語り手、イエス、合唱が交互に入り、
最後の部分として合唱が入るところが美しい。
打楽器や金管楽器も加わり、力強い歌が歌われていく。
鐘の音が鳴り響き、アレルヤを繰り返し、アーメンと歌ったあと、
ハンス・レーオ・ハスラーによる賛美歌が歌われ、
合唱と管弦楽で徐々に盛り上がりをみせ、最後は力強く終わる。
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