Mars&Jupiter

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ジャン・デトワイラーのアルペンホルン協奏曲を聴きながら、片倉町から上星川駅まで歩く

2009-04-24 06:14:51 | 古典~現代音楽スイス編
おとといの歓送迎会から帰る途中で怪我をしたようで、
朝起きると左目のまぶたが腫れ、メガネは壊れていた。
朝から眼科によって、検査をしてもらい、
しばらく眼帯をすることにした。
打撲をしたようで、今日の朝になると、
その痛みの場所が増えている。
我ながら情けないものである。

昨日は片倉町から上星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1907年生まれのデトワイラーの作品。
デトワイラーはスイスに生まれ、パリ音楽院で学んだ。
ダンディに師事し、1933年に帰国している。
シオン音楽院で長い間教育活動に従事した。
CDの英文の解説ではそんなことが書かれている。
アルペンホルン協奏曲が作曲された時期はわからない。
今回聴いたCDの演奏はヨジェフ・モルナルのアルペンホルン、
シュナイダー指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団による。

第一楽章はアルペンホルンのソロから始まる。
幻想的で神秘的なところがダンディからの影響を思わせる。
アルペンホルンはいかにも演奏が難しそうな楽器である。
ゆったりと始まった音楽は、やがて盛り上がっていき、
色彩豊かな音楽となり、冒頭のソロの部分が繰り返され、
弦楽器の霧を思わせるような音楽の中静かに終わる。
第二楽章はスケルツォで、短い楽章である。
管弦楽による舞踏的な音楽が奏され、
アルペンホルンが加わり、両者が絡み合っていく。
明るく軽快な音楽である。

第三楽章はパストラーレとなっているが、
冒頭の管弦楽が奏する旋律は幻想的である。
アルペンホルンが加わり、印象主義的な音楽となる。
アルペンホルンのソロがしばらく続き、
やや悲しげな音楽がオーボエなどによって奏され、
アルペンホルンのソロと賑やかな管弦楽が奏されたあと、
弦楽器と共にアルペンホルンが吹いて静かに終わる。
第四楽章は「死の舞踏」となっており、
ティンパニにより荒々しく始まる音楽は、
リズムカルではなるが、何だか少し奇妙。
ダンディのフランスの山人の歌による交響曲を
感じさせる旋律のところもある。
金管楽器のファンファーレ風の音楽のあと、
アルペンホルンの独奏が続き、
最後は激しく盛り上がってあっさり終わる。

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