Mars&Jupiter

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パウル・ヒンデミットの交響曲「画家マチス」を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-07-05 04:29:31 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1895年生まれのヒンデミットの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
交響曲「画家マチス」は1934年に作曲された。
今回聴いたCDは、ヘルベルト・ケーゲル指揮、
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章「天使の合奏」は、導入の部分に続き、
トロンボーンがユニゾンで民謡の旋律を奏で、
そのあとヴァイオリンにより主題が奏され、
これが様々な形で木管楽器などにより展開されて、
もう一つの主題が示され、フルートが別な旋律を奏す。
最初の主題が弦に現れ、それぞれの主題が絡み合いながら、
対位法的に展開し、フルートが奏でる別の主題が現れ再現部となり、
最後は金管楽器により華々しく終わる。

第二楽章「埋葬」は、三部形式による楽章。
間奏曲風で、最初の主題は重々しい感じのものである。
もう一つは管楽器によって奏される美しい叙情的な旋律である。
葬送を感じさせるような厳かな曲であり、
金管楽器による盛り上がりがあったあとは穏やかになり、
最後は弦楽器中心に静かに終わる。
第三楽章「聖アントニウスの試練」は、
最初の盛り上がりを形づくる金管楽器の活躍が素晴らしいし、
オーボエが奏でる旋律が他の木管楽器に、
引き継がれるところの技法もなかなかである。
そのあとゆったりとした旋律がチェロに現れ、
各楽器に引き継がれ、しばらく続くが、
やがて金管楽器によりその静けさが破れ、速いテンポとなり、
木管楽器も目まぐるしく速い旋律を奏でていく。
金管楽器による盛り上がりのあと、
弦楽器のみの合奏に管楽器が絡んでいき、
最後は金管楽器のトッティで輝かしく終わる。

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