Mars&Jupiter

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ラーシュ=エリク・ラーションの交響曲第1番ニ長調作品2を聴く、そして西谷から三枚町まで歩く

2013-08-28 10:23:53 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日はすがすがしい朝だったので西谷駅から三枚町まで歩きました。
とはいえ、歩いている途中から暑くなり、やっぱりまだ夏だと実感しました。
さて、今回取り上げるのは、1908年生まれのスウェーデンの作曲家、
ラーションが1927年から28年にかけて作曲した交響曲第1番ニ長調作品2である。
ラーションの略歴はこの前触れたので省略する。
今回聴いたCDはハンス=ペーター・フランク指揮、
ヘルシングボリ交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・モデラートは、木管楽器が奏でる旋律で始まる。
それは、すがすがしい朝の感じを思わせ、ホルンがほのぼのとした主題を奏で、
木管楽器や弦楽器がそれを受け継いで盛り上げていく。
もう一つの主題は弦楽器により現れるやさしい感じの旋律である。
金管楽器も加わり、壮大な感じに盛り上っていく。
それが静まると展開部に入り、主題が変形されていく。
雄大で時に厳しい北欧の自然を感じさせるような音楽である。
再現部で主題が繰り返され、金管楽器が鳴り響き、最後はおだやかに終わる。

第二楽章アダージョは、ティンパニが響いたあと、
木管楽器が悲しげな旋律を奏でて、弦楽器がそれを受け継ぐ。
木管楽器の中で民謡風の旋律を引き継いで奏でていく。
弦楽器と金管楽器でいったん盛り上ったあと、
再び木管楽器中心におだやかな感じになり、
ファゴットと弦楽器の掛け合いが続き、最後は静かに終わる。
第三楽章スケルツォ(アレグロ・ヴィヴァーチェ)は、
フルートの軽快で民謡的で行進曲風の旋律で始まり、
弦楽器がそれを受け継ぎ、打楽器や金管楽器も加わり華やかとなる。
そのような展開を繰り返したあと、トリオの部分となる。
ここではファゴットから始まる牧歌的な旋律が弦楽器に引き継がれ、
木管楽器と弦楽器によりやさしく歌うような旋律が奏でられるが、
盛り上る部分もあり、それが終わるとティンパニの音に導かれ、
冒頭の軽快で民謡的で行進曲風の旋律が現れて繰り返され、
金管楽器と打楽器で盛り上ったところで終わる。
第四楽章フィナーレ(アレグロ・コン・スピリート)は、
弦楽器により速い動きの音型の上で、民謡風の旋律が奏でられて始まる。
この牧歌的な旋律が弦楽器や木管楽器により繰り返され、
金管楽器も加わり、主題を高らかに歌い上げる感じになる。
静かな部分と情熱的に盛り上る部分を繰り返しながら、
金管楽器と弦楽器で盛り上ったところで、最後力強く終わる。

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