Mars&Jupiter

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ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデルのトリオ・ソナタホ短調HWV395を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2009-07-07 05:09:55 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は、三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1685年生まれのヘンデルの作品である。
彼の略歴は協奏曲・管弦楽編で触れたので省略する。
トリオ・ソナタト短調HWV395の詳しい作曲年代はわからない。
この作品は2本のフルートと通奏低音のために書かれている。
今回聴いたCDはウィリアム・ベネットとトレヴァー・ワイのフルート、
ジョージ・マルコムのハープシコードによる演奏である。
第一楽章ラルゴは、哀愁漂う旋律が、
一本のフルートによって最初示され、
それを追ってもう一本のフルートがその旋律に絡む。
次の楽章への前奏のような役割を持つ短い楽章である。

第二楽章アレグロは、二本のフルートによって、
軽快なテンポで絡み合いながら旋律が奏される。
バッハと同じくバロックらしい華やかさを感じさせる。
第三楽章ラルゴは、歌うような旋律が、二本のフルートによって
交互にゆったりと奏される牧歌風の短い楽章である。
第四楽章アレグロは、二本のフルートにより、
哀愁を漂わせた旋律が軽快に奏されていく。

トレヴァー・ワイは、笛のコレクターである。
自宅には世界各地のいろいろな笛が飾られていた記憶がある。
レッスンの様子を見学させてもらったことも印象に残っている。
それにしてもベネットとトレヴァー・ワイ、それぞれまだ健在だが、
1980年代に録音されたこれらの演奏は、
二人の息の合った部分を感じさせるものである。

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