Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジュゼッペ・マルトゥッチの東洋の色彩 作品44の3を聴く、そして片倉町から横浜まで歩く

2011-07-23 18:04:06 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日も片倉町から横浜まで歩きました。
今回とりあげるのは、1856年生まれのマルトゥッチの作品。
東洋の色彩 作品44の3は、1875年にピアノ曲として作曲され、
1880年管弦楽用に編曲された作品である。
今回聴いたCDは、フランチェスコ・ダヴァロス指揮、
フィルハーモニア管弦楽団の演奏によるもの。
「行進曲のテンポで」とあるように弦楽器が行進曲風に、
リズムを刻み、木管楽器や金管楽器がそれに絡んでいく。
やがて金管楽器が主題を奏し、華やかな感じに盛り上がり、
それが終わるといったん静まり、弦楽器中心となって奏し、
中間部ではゆったりとした感じで北欧風のお叙情的な旋律が奏でられ、
それが終わると再び冒頭の行進曲が繰り返される。
金管楽器が加わり、ワグナー風の華やかな感じになって盛り上がり、
それが終わると静かな感じになり、最後おだやかに終わる。
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ホアキン・ロドリーゴのアンダルシア協奏曲を聴きながら、片倉町から横浜まで歩く

2011-07-22 07:35:51 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日は片倉町から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、1901年生まれのロドリーゴの作品。
アンダルシア協奏曲は、1969年に作曲された。
今回聴いたCDは、ロメロ・ギター四重奏団、
ヴィクトル・アレッサンドロ指揮、
サンアントニオ交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章テンポ・デ・ボレロは、弦楽器の刻む軽快なリズムが、
明るいスペインの陽射しを思わせるような楽しい曲。
弦楽器とギター四重奏が交互に演奏し、
弦楽器はスペインらしい旋律を繰り返していく。
ロマンティックで叙情的であり、情熱的でもある。
ギター四重奏中心の部分もあり、これに木管楽器などが絡む。
最後は冒頭の主題が繰り返されて爽快に終わる。

第二楽章アダージョは、叙情的で落ち着いた三部形式の楽章。
弦楽器の伸ばした音の上にギターが感傷的な旋律を奏でていく。
ギター四重奏中心に展開し、それに他の楽器が絡んでいく。
ギターの甘美な音をじっくり堪能することができる。
中間部はギターが軽快なリズムを繰り返し、
他の楽器がその上で牧歌的な旋律を奏でていく。
再び冒頭の感傷的な旋律が繰り返され、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグレットは軽快なギターの音で始まる。
管弦楽が加わりどこまでも明るい感じの音楽が奏でられる。
第一楽章と同じように陽気で楽しい感じの旋律が奏でられる。
トランペットの音に続き、ギター四重奏の部分となり、
再びオーケストラの部分となり、両者の競演が続き、
最後はギターとオーケストラで主題が奏され、さわやかに終わる。
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マヌエル・デ・ファリャのプシシェを聴く

2011-07-21 06:32:32 | 古典~現代音楽スペイン編
おとといは飲み会、昨日は台風の影響もありウォーキングはお休み。
今回取り上げるのは、1876年生まれのファリャの作品。
プシシェは、1924年に作曲された作品で、ソプラノと、フルート、ハープ、
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという室内楽的な編成による作品。
文学者オーブリーとの親交で生まれた作品で、フランス語で歌われる。
今回聴いたCDは、ビクトリア・デ・ロス・アンヘルスのソプラノ、
ジャン=クロード・ジェラールのフルート、アニー・シャランのハープ、
フランス弦楽三重奏団の演奏によるもの。
弦楽器とフルートの作り出す世界はフランス印象派的で、
神秘的な雰囲気が作られ、そこにソプラノ独唱が入る。
ソプラノ独唱をそっと包みこむように優しく入る弦楽器の音、
ハープも入り幻想的に入り、神話の世界といった感じである。
そんな不思議な雰囲気の中、最後も幻想的に終わる。
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フレイタス・ブランコの交響曲第4番を聴きながら、二俣川から三ツ境まで歩く

2011-07-19 06:25:47 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日は二俣川から三ツ境付近まで往復して歩きました。
途中聴いたのは、1890年ポルトガル生まれのブランコの作品。
リスボンに生まれた彼は、幼少期からピアノ・ヴァイオリンを学び、
ベルリンに留学し、フンパーディンクに作曲を師事し、
その後パリに移りドビュッシーにも師事したようである。
リスボン音楽院の作曲科教授として教育活動を行い、
音楽学者としても著作を残している人物である。
交響曲第4番は、1944年から1952年にかけて作曲された。
この作品は彼の生徒であったジョリー・ブラガ=サントスに献呈されている。
今回聴いたCDは、アルヴァロ・カッスート指揮、
アイルランド国立交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章アンダンテは、冒頭ユニゾンでグレゴリオ聖歌のキリエが奏される。
この楽章は三部形式で書かれているようで、中間部が展開部にあたるようだ。
弦楽器により奏される印象派的な旋律や金管楽器が奏する旋律など、
印象的であり、これらをもとにドラマティックな展開をみせていく。
最後は金管楽器が鳴り響く中、堂々とした感じで終わる。

第二楽章アダージョは、弦楽器が奏する迷走するような音型の上で、
ファゴットが旋律を奏でていき、その後は他の木管楽器も活躍していく。
弦楽器のロマンティックな旋律と木管楽器が絡み合う部分は美しい。
やがて金管楽器が鳴り響き、壮大な感じの音楽となり、
それが終わると弦楽器と木管楽器により冒頭の音型が繰り返される。
ティンパニが叩く音と共に弦楽器と金管楽器が盛り上げて終わる。
第三楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、三部形式のスケルツォ。
最初の方では舞踏風の流れるような旋律が繰り返されるが、
中間部の鈴の音に乗って奏でられる旋律は、民謡風で牧歌的だ。
冒頭の部分が繰り返されて、最後は華やかに終わる。
第四楽章アレグロは、金管楽器と弦楽器でおごそかな感じで始まり、
そのあとチェロやフルートが対話するように美しい旋律を奏でる。
金管楽器がコラール風の旋律をファンファーレのように奏でる。
やがて弦楽器と木管楽器で軽快な旋律を奏で、
そして弦楽器と金管楽器・打楽器が旋律のやりとりを続け、
次に弦楽器と木管楽器が旋律のやりとりをしていく。
再び冒頭のおごそかな感じの音楽を金管楽器が奏で、
次に弦楽器と木管楽器による軽快な旋律が奏される。
金管楽器が奏したあと、低弦で奏される音楽はバルトーク風である。
いったん静まったあと、再び弦楽器により旋律が奏され、
金管楽器がコラール風の旋律をファンファーレのように奏でる。
弦楽器と木管楽器の旋律のやりとりが続き、
次に弦楽器と金管楽器の旋律のやりとりが続き、
やがて弦楽器の伴奏の上で、金管楽器が旋律を奏し、
最後は金管楽器が朗々と旋律を奏で、盛り上がって終わる。
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ムツィオ・クレメンティの交響曲第1番ハ長調を聴きながら、二俣川から緑園都市まで歩く

2011-07-18 04:55:50 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日は朝早く二俣川から緑園都市駅まで往復して歩きました。
途中聴いたのは、1752年生まれのクレメンティの作品。
交響曲第1番ハ長調は、1807年に作曲された。
アメリカのワシントン・コロンビア特別区にある国会図書館に、
自筆による草稿が不完全な形で残っているようである。
それをもとに1930年代イタリアの作曲家アルフレード・ガゼッラが、
交響曲第一番を演奏できるように完成させ、出版したようである。
今回聴いたCDは、フランチェスコ・ダヴァロス指揮、
フィルハーモニア管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章ラルゲット-アレグロは、弦楽器中心にゆったりと始まる序奏は、
フルートなど木管楽器が絡み、その後ドラマティックに展開されるが、
それが終わるとアレグロの主部に入り、軽快で溌剌とした主題が奏される。
シューベルトを思わせるようないきいきとした旋律であり、
その主題は展開部を経て、再現部に入り金管楽器も鳴り響いて終わる。

第二楽章アンダンテ・コン・モートは、弦楽器により主題が奏され、
その主題を繰り返す中、木管楽器が絡んでいく。
主題は変奏曲風に変形されながら進行し、ホルンも時々加わる。
最後はオーケストラ全体で旋律を奏して華やかに終わる。
第三楽章メヌエット:アレグレットは、舞踏風の旋律であるが、
打楽器など加わり、やや荒々しさのあるメヌエットである。
トリオの部分では木管楽器と弦楽器により牧歌的な旋律が奏でられ、
最後に冒頭のメヌエットの部分が繰り返され、華やかに終わる。
第四楽章フィナーレ、アレグロ・ヴィヴァーチェは、
流れるような軽快な旋律が弦楽器中心に奏され、
最後はまるで歌劇の序曲が終わるかのように堂々とした感じで終わる。
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