Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヨハン・フリードリヒ・ペーターのシンフォニア ト長調を聴く

2022-05-08 18:03:34 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回取り上げる作品は1746年生まれの、
ヨハン・フリードリヒ・ペーターが、
1780年代に作曲したシンフォニア ト長調。
ヨハン・フリードリヒ・ペーターは、
ドイツやオランダで音楽を学び、
1770年にはアメリカに渡り、オルガン奏者や、
ヴァイオリン奏者として活躍し、
1786年にはノースカロライナのセーラムで結婚し、
1790年までそこに住んだようである。
1813年ペンシルベニア州のベスレヘムで亡くなった。
アメリカで活躍したのでアメリカの作曲家として扱う。
聴いたCDの演奏はハワード・ハンソン指揮、
イーストマン=ロチェスター管弦楽団による。
第1楽章プレストは、軽快な主題で始まる。
モーツアルトの活躍した時代のスタイルで書かれ、
弦楽器のみで演奏される明快な音楽である。
二つの主題による提示部は繰り返され、
短い展開部を経て、再現部に入って終わる。
第2楽章ポロネーズは舞踏的な旋律で始まる。
明るく生き生きとした感じで奏でていく。
第3楽章メヌエット(ヴィヴァーチェ)は、
流れるような旋律のメヌエット主題で始まる。
中間部は影のある対照的な感じの旋律である。
再び冒頭のメヌエット主題が奏でられて終わる。
第4楽章プレストも、軽快で明るい旋律で、
駆け抜けるようにあっという間に終わる。
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ジョージ・ホワイトフィールド・チャドウィックの交響的スケッチを聴きながら星川まで歩く

2022-05-07 17:49:32 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は川島町から星川まで久しぶりに歩いてみました。
川島町から和田町駅までで30分で着き、
星川までで36分くらいのところです。
途中聴いたのは1854年生まれのチャドウィックが、
1895年から1904年にかけて作曲した交響的スケッチです。
聴いたCDの演奏はハワード・ハンソン指揮、
イーストマン=ロチェスター管弦楽団による。
第1曲ジュビリーは、力強く色彩豊かな音で始まる。
そのあとの旋律は懐かしい感じの優しい旋律が現れる。
スラヴ舞曲を聴いているようなヨーロッパ的な音楽と、
時々現れるアメリカ的な旋律がいい感じで融合している。
古く良きアメリカの世界を感じさせてくれる。
最後は金管楽器中心に盛り上がって終わる。
第2曲ノエルは、弦楽器中心にゆったり始まり、
イングリッシュホルンが旋律を奏で、
ドヴォルザークの交響曲第9番第2楽章のような
これまた優しく懐かしい感じの音楽が展開されていく。
後半では徐々に盛り上がっていき、
情感あふれるような音楽が歌われていく。
ヴァイオリンの独奏も甘い旋律を奏でていく。
最後の消えゆく感じがノエルにふさわしい。
第3曲ホブゴブリンは、ホルンの吹奏で始まる。
それを弦楽器が受けていき、流れるような旋律が続く。
いたずらをする妖精ホブゴブリンが動きまわるような
そんな風景をイメージさせるような楽しい音楽である。
第4曲放浪者のバラードは、やや重々しく始まり、
バスーンやバス・クラリネットなどの楽器の活躍が面白い。
マイアベーアのオペラ「ユグノー教徒」第5幕からの
パロディがみられるようである。
そのこともあってか、ドラマティックな展開がみられ、
最後は金管楽器も加わっに盛り上がって終わる。
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バーナード・ロジャーズの「ワンス・アポン・ア・タイム~5つのおとぎばなし」を聴く

2022-05-05 19:14:19 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は3日の結婚記念日を一日遅れで祝った。
海老名のルガーミというイタリア料理の店でディナー。
食事は前菜もパスタもすべて満足できるものばかり。
店主のワインのチョイスもよかった。
さて、これまでドイツ・オーストリアなどの作曲家で、
交響曲中心に取り上げてきたが、ここでいったん終わりにする。
これからはアメリカの作曲家の作品を取り上げてみる。

今回は1893年生まれのバーナード・ロジャーズが、
1934年に作曲した「ワンス・アポン・ア・タイム」を取り上げる。
むかしむかしで始まる5つのおとぎばなしによる組曲である。
聴いたCDの演奏はハワード・ハンソン指揮、
イーストマン=ロチェスター管弦楽団による。
第1曲「火うち箱の兵隊」は、アンデルセン童話に出てくる話。
音楽は兵隊を思わせるような音楽で、楽しい曲である。
第2曲「ラプンツェル(髪長姫)の歌」は、グリム童話に出てくる話。
悲しい話でもあるからか、フルートが奏でる旋律は悲しげである。
第3曲「かがり針の物語」は、かがり針が主人公になっており、
アンデルセン童話に出てくる話のようである。
軽快で速いテンポの曲であるが、何か滑稽さを感じてしまう。
第4曲「12人の王妃の踊り」は、グリム童話に出てくる話。
優雅な踊りがみられる一方、兵士を思わせる音楽もみられる。
第5曲「不死身のコシチェイ(カシチェイ)の騎行」は、
スラヴ神話に出てくる話である。
ストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」でも
この話は出てくるが、それを感じさせるように
打楽器がその恐ろしさと荒々しさを感じさせる。
予期せぬところで突然終わるところが不気味である。
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ヨハン・バプティスト・ヴァンハルの交響曲ハ長調「シンフォニア・コミスタ」(Bryan.C11)を聴く

2022-05-03 21:34:54 | 古典~現代音楽オーストリア編
今日は久しぶりにウォーキングをしました。
二俣川を出発し、南本宿から左近山団地に入り、
そこから市沢町まで歩き、大判焼きのマツモトに入り、
焼きそばのデラックスとアイスコーヒーを注文、
食事したあとは大判焼き1つを持ち帰りにして西原団地の方向に歩き、
そのあとラーメン屋のせんだいの駐車場のあたりを入り、
三反田町のあたりを道なりに歩き、新幹線沿いを歩き、
本宿まで出て、そこから南本宿へ出て二俣川まで戻った。
途中道に迷うところもあったので3時間弱かかり、
久しぶりでもあったのでずいぶん疲れてしまった。

今回は1739年生まれのヴァンハルが、
1775年から1778年にかけて作曲した交響曲ハ長調(Bryan.C11)、
「シンフォニア・コミスタ」を取り上げる。
聴いたCDの演奏はコンチェルト・ケルンによる。
第一楽章アレグロ・コン・ブリオは、
弦楽器と金管楽器・打楽器で明るく迫力のある音楽で始まる。
生き生きとした弦楽器により旋律が奏でられ、
そこに金管楽器・打楽器が力強さを与えている。
第二楽章アンダンテ・カンタービレは、
弦楽器中心に穏やで歌うような旋律が奏でられていく。
ため息のような切ない感じが伝わってくる。
第三楽章フィナーレ:アダージョ・ピュ・アンダンテ-アレグロは、
ゆったりとしたテンポで始まり、前楽章と同じ感じで始まる。
それが終わると軽快で力強い旋律が弦楽器と金管楽器で奏でられる。
最後は金管楽器が鳴り響き、堂々とした感じで終わる。
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ヨハン・パッヘルベルの組曲ト長調を聴く

2022-05-02 23:22:47 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
今回は1653年ドイツ生まれのパッヘルベルが、
弦楽器と通奏低音のために作曲した組曲ト長調を取り上げる。
聴いたCDの演奏はパイヤール指揮、
パイヤール室内管弦楽団による。
曲の構成は、ソナチネ、バレエ、サラバンド、
アリア、ジークの5曲から成っている。
堂々として始まるソナチネ、弾むようなバレエ、
しみじみとした感じで始まるサラバンド、
歌うように流れるようなアリア、
最後のジークは旋律が絡みあうところがあり、
短いながらも楽しめる曲である。
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