温泉クンの旅日記

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十条の鯖燻(2)

2015-04-19 | 食べある記
  <十条の鯖燻(2)>

 鯛に当ってからというもの、一切の魚介系を断って一カ月を超えた。
 もともと魚介が嫌いでないほうなのでそろそろ、限界が近づいてきた。大好きな、脂ののった鯖の塩焼き定食も食べたくてしかたがない。



 これから食べるであろう、初の「鯖の燻製」を魚介系解禁の儀式とするべくはるばる十条にやってきたのである。

 十条銀座は、区内最大の全蓋のアーケード商店街だ。



 歩きだしてすぐの左側に古い、昭和の人情食堂みたいな店をみつけて狂喜するが、次回来てみようと頭のなかにメモした。



 かなり長い商店街で、ぶらぶら店先を覗いていると飽きない。通りの途中の二階にある商店街事務所には、客のためのトイレもちゃんと用意してあり心憎いばかりである。
 シャッターが下りた店もまるでなく、活気溢れる商店街だ。
 歩いていると、商店街のところどころで香ばしい焼鳥の匂いが漂ってくる。



(なんか、焼鳥を店先に並べた店がけっこう多いなあ・・・)

 幹のように長い十条銀座商店街から枝分かれした、JR東十条駅に続く「演芸場通り商店街」にある目的の店をまず確かめることにする。





 踏切をわたって、通りを歩き始めたらすぐに発見した。開店していないが中に人の気配がする。今日は休業でないようで安心する。



 通りすぎて篠原演芸場の前までいってから、また十条銀座に戻った。演芸場にはしっかり地元の常連客がついているようだ。



 枝分かれの逆側に伸びる十条中通り商店街のほうに歩き始めて、すぐのパン屋のショーウィンドに視線が吸い寄せられる。
(あれは・・・もしかして・・・)



 店に入って、確かめる。やっぱりわたしの大好物の揚げソーセージパンだ。さすがは下町商店街のパン屋だ。
 ここであったのもなにかの縁である。これは買わずにはいられない。

 店の横の道に入って、立ったままで格好悪いがさっそくムシャムシャ食べる。
 カリッとした揚げパンだが中はフカフカだ。うーん、旨いぞ。もう酒がチョットくらいまずくなってもかまわん。


  ― 続く ―


   →「揚げソーセージパン・オンマイマインド」の記事はこちら
   →「続。揚げソーセージパン」の記事はこちら
   →「十条の鯖燻(1)」の記事はこちら


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