温泉クンの旅日記

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白山神社の紫陽花

2014-06-15 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <白山神社の紫陽花>

 ある日、ふと変なことに気がついた。
 梅雨といえば紫陽花だが、大量の画像コレクションにその花の写真は殆どない。能登半島を東から西に横断したときに撮ったものくらいしかないのだ。

 原因はすぐにわかった。
 一月から五月まで年次の仕事が続き忙しいので、わたしは六月に長旅をすることが多い。離れた目的地では紫陽花は終わっているかまだ咲いていない。
 そして長旅から帰ってくれば、溜まった通常業務に加え月次のピークに突入し、やれやれとひと息ついたころには紫陽花は枯れ初めていたのである。

 ならば、ぜひ今年は紫陽花を観にいきたい、というか画像を撮りたい。
 近場なら鎌倉の明月院か長谷寺、すこし足を伸ばして箱根の登山鉄道あたりか。どちらにしようか迷っているうちにニュースで白山神社の紫陽花を観た。
 なにごとも縁である、これに乗ることにした。

 わたしの取り得の一番目は迅速な行動力だ。
 有楽町から日比谷まで歩き、三田線に乗り白山駅で降りる。近くに大学があるらしく乗降客には若者が多い。
 二百メートルも歩いたところに、白山神社はあった。



 この白山神社だが、この地にずっとあったものではない。



 全国二千社以上ある白山神社の総本社、加賀の白山比(しらやまひめ)神社から勧請を受けて、天暦二年(948年)、豊島郡本郷元町(現在の本郷)に創建された。そして元和年間に徳川秀忠の命で巣鴨原(現 小石川植物園内)に移り、さらに明暦元年(1655年)、その地に徳川綱吉の屋敷が作られることになって、現在の地に遷座したのである。

 境内には、高そうなカメラを携えた同好の士が多かった。花の画像に人を写りこませないよう撮るのはひと苦労しそうである。





 白山神社の紫陽花だが約三千株あるという。
 色とりどりの紫陽花で富士山を模した「あじさい富士塚」はなかなか見事である。



 紫陽花の花言葉だが「移り気」、「高慢」、「あなたは美しいが冷淡だ」、「無情」、「浮気」、「変節」などジツに悪いものもたくさん並ぶ。これは成長に従い色が変化するからであろう。
 他の花言葉としては「強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」などがある。



 紫陽花は土壌の酸性度によって花の色が変わる。一般に土壌が酸性ならば「青」、アルカリ性ならば「赤」になると言われている。



 青い紫陽花には「辛抱強い愛情」という花言葉がある。



 赤い紫陽花の花言葉は「元気な女性」だ。





 この第三十回「文京区あじさいまつり」だが、本日、十五日(日)までやっている。ワールドカップサッカーを観てからでも間に合う。
 わたしは再訪するなら雨の平日にでも来てみたい。



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