温泉クンの旅日記

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中山平温泉、うなぎ湯の宿(3)

2017-07-23 | 温泉エッセイ
  <中山平温泉、うなぎ湯の宿(3)>

 夕食会場に向かう途中の廊下の壁に、中山平温泉の伝説が書かれていた。



「昔、むかし黒森山の主であった大蛇と耳突山の主だった大百足が花潜姫をめぐって、七日七夜の壮絶な闘いが繰り広げられました。
 傷ついた大蛇が、大谷川の辺りで深い眠りから目覚めたところ、傷はすっかり治っていたのでした。
 その川水こそ、実は中山平温泉だったのです」

 絶世の美女の花潜姫は大百足が勝って、そしてどうなったのだろうか。気になる。大蛇も厭だろうが、大百足もさらに勘弁願いたいだろう。

 会場は二階でさっき入った「石橋の湯」の手前の大宴会場「千歳」であった。座敷だけど椅子席なのはありがたい。
 部屋番号の表示のある卓に本日の献立表が置いてあった。
 食前酒の梅酒は脇によけて芋焼酎も水割りを頼む。



 造里の「仙台港直の鮮魚三点盛」と、強肴の「伊達桜ポークの陶板焼」。



 しのぎの「琢ひで特製の生姜餅」。生姜をたっぷりいれた雑煮のような、初めての味だがこれが餅好きのわたしには一番のご馳走であった。



 揚げたてアツアツ天麩羅はからりと揚がっていてなかなかのものだった。



 蒸し物の茶碗蒸しに、旬魚の焼物。



 焼酎は二杯で切りあげ、飲み物のメニューをみて一ノ蔵を頼んでしまう。



 鍋物は「阿部鳥ひっつみ鍋」。ひっつみも大好物で嬉しいが味は岩手で食べたやつにはかなわなかった。



 筍ご飯となめこ豆腐の仙台味噌汁、香の物。そして最後に季節のデザートである。





 温泉効果もありかなり酩酊して部屋に戻り、蒲団に倒れこむように寝てしまう。筍ご飯は食べた記憶があるが、情けないがデザートのほうはまったく記憶にない。


  ― 続く ―


   →「中山平温泉、うなぎ湯の宿(1)」の記事はこちら
   →「中山平温泉、うなぎ湯の宿(2)」の記事はこちら
   →「南部ひっつみ」の記事はこちら
   →「おむすびとひっつみ、ついでに冷麺」の記事はこちら


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