温泉クンの旅日記

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佐世保駅界隈

2011-05-22 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <佐世保駅界隈>

 日本最西端、佐世保駅である。



 高架駅となっており、この駅の裏側をちょっと行けばすぐ海である。

 佐世保市は長崎市に次いで長崎県の中心都市だ。あの「ハウステンボス」で知られる観光都市だが、旧海軍時代から、軍港が置かれた港町でもある。
 ほんとうに、九州では洒落た車両をよく見かける。



 佐世保駅高架化に伴う周辺再開発で造られた複合施設、「アルカスSASEBO(多目的ホール)」。



 市の中心地として栄える商店街、四ヶ町アーケードである。



 商店街の入り口に五足のくつの文学碑があった。



 天草に旅したときに「五足のくつ」という言葉の意味を初めて知った。
 そのときにわたしが書いた雑文「一足のくつ」に次のような文章を書いた。

  『ところで、天草で近頃めっぽう人気のある宿に「五足のくつ」というところがある。ぜひ一度泊まってみたいもの
   だが、このわたしなどにはちと料金が高い。
   それにしても、なんか妙に面白いネーミングだなあ、とかねがね思っていた。
   それもここの宿に掛けられていた額を読んで、はからずもその訳がわかった。
   明治40年に与謝野鉄幹、北原白秋、吉井勇、木下杢太郎、平野万里らの五人連れの、後に日本文学を変革した
   詩人・作家が九州を旅した。新聞に発表したその九州旅行の紀行文「五足の靴」に由来しているのだ。
   ふうむ。わかった途端に自らの不勉強を恥じてしまう。』

 九州へ旅するひとはどこかで必ず出逢うとおもうので、もう少しだけ書く。

 七月二十八日、一行五人は東京から夜行列車で旅立った。
 九州を離れる八月十八日までに、訪れた九州の地は福岡、柳川、佐賀、唐津、佐世保、平戸、長崎、天草、島原、阿蘇、熊本など。
 唐津駅前に「五足のくつ」の碑をみつけたが、訪れたのは八月四日、その翌日にここ、佐世保に向かったのである。

 この商店街のアーケードは三ヶ町とつながっていて、なんと約1キロもあり、直線では日本最長となる。



 シャッター街化させないように取り組んでおりいまでは「日本一元気な商店街」として、たくさんの客で賑わっているそうだが、今日はそうでもない。

 さて、佐世保といえば「佐世保バーガー」が有名だが、魔法のうどんを食ってしまいまったく腹が減らない。
 それでもとにかく一個ゲットしようと、目当ての「ブルースカイ」を見つけ出したのだが、本日休業であった。



 しかたないので商店街入り口にあったハンバーガーショップで、一番小さなハンバーガーで手をうった。






  →「牧のうどん」の記事はこちら
  →「ハウステンボス温泉(1)」の記事はこちら



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