温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

名古屋駅のきしめん

2014-07-16 | 食べある記
  <名古屋駅のきしめん>

 地元では名駅(めいえき)と呼ばれる名古屋駅は、一日の乗降客数が百十万人を超える。これはあの東京駅に次ぐマンモス駅ということである。





 名古屋駅では他の駅に比べ入場券がなぜか異常なほど売れる。きしめん目当ての客が多いのと、ホームの店で朝から呑もうという客がいるからである。
 ただ、入場券には時間制限がある。JRでは二時間で、二時間を超えると入場券の追加料金が発生する。今日は車の運転があるのでダメだが、わたしも呑んだら絶対に二時間では終わらないだろう。

 入場券を買って改札口を抜け、3、4番線のホームの階段を昇っていく。



(さて、どちらの方にあるだろうか・・・)
 見渡していると、出汁の匂いがかすかに流れてきた。おっと、あそこの「住よし」だ。



 今朝は伏見のホテルで起きると、地下鉄を使ってわざわざ立ち食いのきしめんを食べにきたのである。
 名古屋駅のきしめんは名古屋出張したときに新幹線ホームで何度か食べたことがあった。最後に食べたのはもう十年以上まえになるが、
 平たいうどんを名古屋では「きしめん」というが、同じものが関東では「ひもかわ」といい、インスタントラーメンが広く普及されるまでは、わたしの家の日曜の昼の食卓にけっこう登場していたのだ。懐かしくて久しぶりに食べたくなったのである。



 券売機の前ですこしだけ悩む。
 ふぅむ、いろいろあるなあ。焼酎や清酒もあるからここでも揚げたての天ぷらなどでこの店も呑めるようである。なんか朝の名古屋駅とってもいいなあ、うらやましい。



 天ぷらに迷ったときには「かきあげ」だ。「かきあげきしめん」を選んだ。
 この店の天ぷらは揚げたてのが食べられるのだ。立ち食いといえば冷えた天ぷらと相場は決まっているから、揚げたての熱々は文句なしに嬉しい。



 さすがに立ち食い店、驚くほど速く出てきた。



 出汁は、魚介が利いてスッキリしていて関東人にでも関西人にでも受け入れられる味だ。トッピングされた鰹節も絶妙な風味を加えている。



 もちろんきしめんは、つるつるっと滑らかな食感で気持ちいいほど喉にどんどんと飛び込んでくる。
 うん、わざわざ来た甲斐があった、満足したぞ。想像通りの旨い、一杯であった。

 きしめんを食べるだけのために往復交通費と入場券代を払うのでは莫迦らしい。もうひとつ目的がある。というか、土産のゲットがメインだったのだ。
 改札を出て、名古屋土産の購入だ。駅構内には名古屋の土産品が揃っていて便利である。

 それが終わったら、伏見に戻ってコメダ珈琲でも飲むとしよう。きしめんだけでは少しもの足りなかったが、コメダにいけば無料のトーストと茹で玉子もこの時間なら付いていることだし、な。



  →「熱田神宮」の記事はこちら
  →「味噌煮込みうどん」の記事はこちら

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 奥飛騨、フレンチと温泉(2) | トップ | 鹿教湯の橋 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食べある記」カテゴリの最新記事