北海道新聞後志版から
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おたる水族館の冬期営業が過去最高の入場者数を記録したとのことだ。
記事によれば、昨年比180%となり、中国からの観光客が3.9万人で全体の37%を占めるという。
冬期営業期間は12月14日から2月24日までの73日間。
105,000人 ÷ 73日 ≈ 1,438人/日
一日平均で1,438人が訪れた計算になる。
入館料を1,300円とすると、
105,000人 × 1,300円 = 1億3,650万円
これだけでも相当な売上だ。さらにグッズ販売などを含めれば、経済効果は計り知れない。
外国人観光客の影響力は極めて大きいと言えるだろう。
昼間の小樽駅前〜祝津線は、車内が大変混雑している様子が伺える。
いつも外国人観光客で満員、中央バスもまた、この観光ブームの恩恵を受けているようだ。
北海道中央バスが2月13日に発表した決算によると、第3四半期累計(4~12月)の連結経常損益は5.4億円の黒字。
さらに、通期の経常利益予想は8.5億円から18億円へと2.1倍の上方修正がなされた。
運転手不足を理由に赤字路線を整理したことや、外国人観光客の影響が利益増加の背景にあるのだろう。
近年、オーバーツーリズムなど観光業の負の側面が取り上げられることが多いが、外国人観光客の増加がもたらすポジティブな影響についても、より積極的に報道されていい気がする。
聞くところによると、ウハウハのお店は確かに多いらしい。
ただし、コロナから3年経過し、ゼロゼロ融資の返済が始まっている。
返済は重くのしかかるし、あのときの悪夢を考えれば、ウハウハと呑気ばかりでもいられない。
楽観報道は、迷惑なのかもしれない。
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