夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

青花拾得図盤(「倣」古染付七寸皿)

2015-03-15 00:07:55 | 陶磁器
会食で遅く帰宅すると、息子が夜泣き・・、珍しい・・、2時間泣いて1時間寝ての繰り返し 家内はダウン、私もダウン、やがて息子もダウン・・、で朝になりました。ぐっすり寝たようで朝は上機嫌 

本日は天啓の古染付・・・??? 砂付高台、高台内鉋跡、口縁に虫喰の三要素はありますが・・。清時代、もしくは後世の写しではないかと思いますが・・、よって「倣」・・。

青花拾得図盤古染付七寸皿)
合箱
口径218*高台径*高さ34 



古染付の要件は砂付高台、高台内鉋跡、口縁に虫喰の三要素が必要ですが、もちろん例外もあります。



ただし、この三要素を含めて模倣している作品があります。



伊万里などの模倣作品は高台内鉋跡がわざとらしいというのが見極め方にあるらしい。



月下に「寒山拾得」の「拾得」を描いた古染付の図柄はあまりにも有名ですね。



本作品もまた普段使い・・・、カレーライスを食べたら「拾得」が現れる・・、変人の私にはいいお皿かも・・??

************************************

拾得(じっとく、生没年不詳):中国で唐代に浙江省にある天台山の国清寺に居たとされる伝説的な風狂の僧の名である。豊干禅師に拾われて仕事を得たのが、名前の由来とされる。寒山と拾得は仲が良く、いつも子供のように遊び回っていた。その様子があまりに風変わりだったため、後世の人によって特別視され、寒山は文殊菩薩、拾得は普賢菩薩の化身とする説が生まれた。寒山と共に有髪の姿で禅画の画題とされる。巻物を持った姿で描かれる寒山に対して、拾得は箒を持った姿で表現される。

************************************

インターネットで検索すると下記の作品があります。

参考作品:「青花拾得図盤」(古染付)
明代末期 綿半野原コレクション




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。