夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

2020年4月 平野庫太郎作品

2020-04-28 00:01:00 | 陶磁器
整理している食器棚に最後の残ったのは安南染付のガラクタ・・・??



古伊万里や中国の染付の影響の作品が多いようです。



ともかく取り皿にと購入した下手の小皿類です。



どこか日本の「くらわんか」風・・。













裏に記された文字も意味不明・・??

 

 

三田青磁もありました。



近年の色絵の小皿も・・。





さて食器棚を整理していると平野庫太郎氏との思い出の作品がまた出てきました。食器棚にあったものですから普段使っていた作品です。

こちらは煎茶碗、三客揃いです。あり合わせの箱に入れておきました。



辰砂釉と油滴の高坏の器です。ちょっとリッチになれる、そんな器が得意な平野庫太郎氏の作風です。



一対でペア、ペアで一対・・・・??



油滴にしても辰砂にしても、釉薬を追求した平野庫太郎氏の綺麗な作品です。



こちらは箱を誂えました。



こちらは粉引釉の高坏・・。普段使っていて破損していおり補修跡があります。



ちょっと小さ目の油滴の高坏。



よく使った急須の宝瓶タイプの器。



湯冷まし・・・。



整理しているうちに平野先生の下記の作品が出てきました。家内との結婚に際して、家内側の親族との会食で親族の方に配った作品です。



平野先生に作って頂いた作品です。平野先生に作って頂いた最後の箱書きのある作品かもしれません。



本日のブログの記事の冒頭の作品を工房で見た時に、家内と二人で記念品は「これにしよう」と決めた記憶が蘇りました。







配った先では使ってくれているのでしょうか?



毎回そうですが、人に差し上げるものというのは難しいものです。



むろんこちらが要らないものではなく、最高に気に入っているものを差し上げるのが肝要なのでしょうが、それも難しい・・・。当方は以上の経験から骨董品が欲しいという方には差し上げないようにしています。



平野庫太郎氏の代表作は下記の写真のコーヒーカップ。これも練り込みのすべて手作りですので、揃いものを作るとなると難儀するようです。ほとんどがペアか単体の作品で、おそらく5客以上の揃いは当方で所持している以外は数がほとんどないでしょう。



使い込むと貫入にコーヒーが沁み込んでしまうのが欠点でしたが、これを解決する方法を先生は考えついて成し遂げたようです。上記の写真はその方法で作った作品です。このコーヒー椀は幾つか当方にはあるのですが、使い込んだものばかりでしたが、幸い二作品ほど未使用の作品がありましたので、箱を誂えて保管しておくことにしました。



当方にとっては、今ではどの作品をとっても懐かしいものばかりです。30年来の友人ですから・・。









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