夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

極彩色 厨子

2022-03-05 00:01:00 | その他
テレワークであったり、夕食前に帰宅した時には息子の宿題は小生の担当となります。まだ机は製作中であり、今あるのは小さいので、書斎であったり、寝室の小さなテーブルで息子は宿題に取り組んでいます。どうも最初は正座になるらしい



週末ということもあり、紹介するのは気軽な作品です。さて、勉強にはなんらんかの机が必要なように、ものを飾るというのはそれなりの誂えが必要だと思います。

*厨子内の作品は「聖観音像 平櫛田中作」です。



美術館やギャラリーとは違い、プライベートな展示室の飾りは基本的に自分が愉しむための飾りですので、自由に発想していいのでしょう。



時には数多く陳列して比較したり、また時には一点のみ鑑賞したりと楽しめるのがいいですね。



陶磁器以外のものでは、とくに木彫で彩色の施された作品はケースにないまま飾るのは埃が付いたり、太陽光線が当たるので、厨子やガラスケースが必要となります。



ガラスケースばかりだと意外に趣がありません。はやり厨子などがいいでしょうと思い、少しずつ揃えた厨子を本ブログにて紹介しています。



本日は四方とも解放された厨子を入手しました。新しいものでときおり見かけるものです。ただ意外に高さが足りないものが多く、30センチを超えるものを入れられる厨子は稀有ですね。



仏像には蝋燭が必要ですが、蝋燭は電池式しておいた方が防火上も煤対策上もいいでしょう。



仏像や七福神などの神々の飾るのには必要なものですね。ガラスケースは前面の扉が開閉式が便利です。ガラスを持ち上げるタイプは非常に危険です。



厨子などを選ぶ場合は高さもそうですが、作品の台座まで考慮にしれて選択する必要がありますが、意外に奥行、幅が狭く入らないことがあります。厨子はとくにその傾向にあります。



またこのような厨子も保管にスペースを必要としますが、基本的に飾る分だけで消耗品と考えるのがいいでしょう。



下記の写真は前述と同じく平櫛田中作の作品を厨子に置いて飾ってみたものです。



俵上福聚大黒天尊像 平櫛田中作 昭和27年作 その7(大)
昭和27年(1952年)80歳 共箱
作品サイズ:高さ310*幅180*奥行180

ところで下記の道具は印籠の飾りのための印籠掛けです。



印籠には印籠掛けや印籠愛好家は専用の収納箪笥を誂えるものです。



ただし古い印籠箪笥は厚みのある印籠の保管に際しては摺れる恐れがあるので、専用の保管箱が現在では一般的です。



当方では蒐集した作品を桐の収納箱が6個一組の塗の保管箱にて保管しています。蒔絵の銀彩などの痛みは進行しますので、蒔絵には厳重な保管が必要でしょう。



これらの作品紹介は今後のお楽しみ・・。


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