夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

鶏 福田豊四郎筆 その72

2017-05-15 00:01:00 | 日本画
男の隠れ家で骨董漁りをして、漆器などの修理の必要な作品や未整理の作品を輸送する準備をしていると家内はなにやら納戸や箪笥をごそごそと・・・。



どうも小生の子供の頃に着ていた着物をいくつか探してきたらしい。寝ていた息子を起こして着せてみていくつかを小生の梱包しようとしてるダンボールに入れ込んできました。どうも仕立て直して着せるつもりらしい・・

「え~と、親爺が着ていたいい着物があるのですが?」という小生の要望は今回は無視されました

さて帰郷に際してはいつも寄らせていただく骨董店。今回も待ち構えていた?ご主人につかまりました。いろんな作品を見せていただいて、やはり気になるのは父の友人であった福田豊四郎の作品で、良さそうなのが三点ありました。懐具合との兼ね合いで二点を購入しました。

鶏 福田豊四郎筆 その72
紙本着色
3号 画サイズ:縦*横(未測定)





印章は非常に珍しいものです。落款からは昭和30年頃と推察されます。むろん真作でありますが、福田豊四郎の作品では「軍鶏」が有名で、鶏を単体で描いた作品は少なく、本作品の図柄と同図を使って鶏の番いを線描で描いた代表作があります。



鶏は家内の干支といって、家内を説得して購入しました。

帰京後、小生の着た古い着物は祖母の手に委ねられました。






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