遠州流の茶道を習っている家内が購入した作品の紹介です。
湛圓 小堀宗明筆 その3
水墨軸装 茶掛 誂箱
全体サイズ:横310*縦2000 画サイズ:横295*縦1203
描いている「湛圓」の出典は不明・・。
まだまだファンの多い小堀宗明氏・・、来歴は下記のとおりです。
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11世小堀宗明:正徳 晴義 号・宗明 其心庵 一貫子 昭和37年6月21日没(享年75才)
明治21年(1888)、父宗有31歳の時、東京で誕生。東京美術学校に入学し、彫刻・塑像を習得し、日本画も狩野探令に師事した。22歳で、父の死と共に家督を継ぐ。広徳寺福富以清和尚より、「其心」の庵号として贈られ、自らも一貫子と号した。益田鈍はじめ大正茶人たちとの交流も厚く、三井泰山、団伊能、近藤滋弥等、東京における茶道界の重鎮を門弟とし、泰和会を創始し、石黒況翁の後援をえて、遠州茶道の一般普及に力を入れた。また父宗有の時にまったく行わなかった、出張教授を行い、各大名城下町に受け継いでいた流門の師弟を訪ね、流儀発展に大いに貢献した。戦後における東京茶道界・東茶会・好日会・止水会等の組織に参加、東京・鎌倉における茶道界向上に大いに活躍した。遠州以来の好みの窯の復興にも努力し、茶道美術の指導にも力を入れた。自らも、絵画・書・茶杓などの多くの作品を遺しているが、特に茶碗や香合などの造形美術に優れた技能を示している。75歳で東京にて没する。
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「湛圓」・・、さて意味は・・・???? そのままの意味???
作品中の落款は「其心庵」。
家内は同時期に下記の写真のような棗も入手したようです。
なかなか粋な作品・・。
輪島の蒔絵師である内野都という方の作品らしい。
普段使いにいいね。