夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

南京赤絵 赤玉唐草蓮枝鳥花文長皿

2022-01-07 00:01:00 | 陶磁器
母の三回忌や亡くなった家内の13回忌にもコロナ禍で出席できなかったので、住職への挨拶と墓参りをしてきました。



墓参りは大雪でたいへんでした。



さて本日の作品は伊万里の作品として売られていた作品ですが、当方の判断では南京赤絵と推定している作品です。



南京赤絵 赤玉唐草蓮枝鳥花文長皿
誂箱
縦123*横163*高台径*高さ36





分かりにくいですが、見込みの中央部分には鳥が描かれていました。擦れて赤い釉薬が剥離しているものと思われます。



絵柄が明確であれば、絵柄としてはかなり出来の良いものです。



赤玉が描かれるなど、日本からの注文作品であったかもしれません。



この作品が伊万里の作品とされたのは、南京赤絵や天啓赤絵は現代ではその明快な区分の知識が乏しくなっているせいでしょう。

他の所蔵作品「南京赤絵 柳下漁人物文角皿」との比較 



他の所蔵作品「天啓赤絵 獅子香炉」との比較



並べて展示することで共通点や天啓赤絵と南京赤絵との違いなどが明確に解るようになりますね。



当方での応急的な金繕いです。



基本的には虫喰いは金繕いなどの処置は行わないほうがいいかもしれせん。





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