夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

福田豊四郎筆 その1 鶴汀 再公開

2013-07-03 05:40:56 | 掛け軸
100円ショップにユニクロ、安売りスーパー、これらは日本の文化を破壊する根源といえる。安ければよい、他の小売が倒産しようが構わないという姿勢で日本文化を破壊しています。現代の諸悪の根源と言えます。

不買という行為に出てもいい頃でしょう。家中に無駄な100円の品、同じデザインのシャツ、保存料だらけの食品、いま少し豊かな生活をすることが大切です。


さて郷里へ6月中旬に墓参りに行ったときの続編です。

亡くなった家内の命日は郷里にて墓参りです。飛行機での日帰りでしたが、わりとのんびりできました。



田舎は田植えが終わったばかり?? 今年は遅いようです。



義母も義妹も元気でした。



念願の台所の改修計画・・、玄関前のガスボンベをどうするか?



さて本日の作品は郷里にちなんだ画家である福田豊四郎の作品です。

鶴汀 福田豊四郎筆
絹本着色軸装共箱二重箱 軸先樹脂 
全体サイズ:縦2210*720 画サイズ:1428*570

の郷里を同じくする父と福田豊四郎氏とは酒や絵を共通のものとする友人でした。

そんな縁から、父と母の結婚を記念して福田豊四郎氏が描いたくれた作品が本作品です。

もともと父の実家のほうで描いた作品ですが、作品の出来に感動した母方の実家も同じ作品を依頼しました。

本作品はその母方の実家から好意で譲りうけたものです。



最初に描かれた作品は父方の本家が所蔵し、代が変わって知り合いに売譲したらしいとのことです。

もともとは描かれた時に父と母は自分がもらえるものと思っていたようですが、出来がよかったことから実家で所有することになったようです。

秋田県大館市の骨董店「□□堂」を営む□□さんから問い合わせでいただきましたが、所在は不明ということでした。

本作品は、その由来から私に譲渡された作品です。

中央の羽根の部分の胡粉に一部剥落があるので補修が必要です・・・・。

     

父の実家にあったもうひとつの作品も探していますが・・・・。ほぼ同じ作品です。

帰りは夕方の飛行機。



どんどん廃れていく郷里、というか地方全体がそうですが、安売り大型店がすっかり地方を駄目にしましたね。そして都会も・・。

日本の伝える文化をコスト低減という旗印で破壊し尽し、そして自らも破滅に向かっています。今からでも遅くはありません。もっとまともな生活を営みませんか?






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