古伊万里 瑠璃釉金彩花紋七寸変形鉢
時代:江戸後期
直径220~200*高さ60*高台径90
本作品は普段使い用に購入した作品です。
意識した瑠璃釉の作品を集めたわけではありませんが、気がついたら瑠璃釉の作品が幾つか集っていました。
使い道によってはとても入れたものが映える釉薬です。
瑠璃釉の説明
「瑠璃釉:本焼用の透明釉の中に呉須を入れて作る瑠璃色の釉薬。
単に瑠璃と呼ぶ場合は、釉薬を意味する場合と、瑠璃釉の掛かった作品を指す場合がある。
陶器に用いられることはほとんどなく、磁器によく使われる。
染付が作られている窯場は、同じ呉須を使うため基本的には瑠璃釉が用いられた可能性がある。有田では17世紀前半の、いわゆる初期伊万里の時代から瑠璃釉が用いられている。
初期の瑠璃釉は比較的淡い色調であり、17世紀後半以降には紺色の色調のものに移行する。ただし1650から60年代には淡い色調の瑠璃釉が多く見られる。この場合、薄く濃みをした染付と淡い色調の瑠璃を区別しにくい。
染付によって薄く塗られたものを「薄瑠璃」と呼んでいるが、これは瑠璃釉の薄いものと混同されている。
瑠璃と薄瑠璃の区別は、釉薬そのものが瑠璃色であるものが瑠璃であり、染付で薄く濃みをしたあと透明釉を掛けたものを薄瑠璃と見なすことが出来る。断面を見れば、素地の上に藍色の釉薬があるのが瑠璃であり、素地の上に藍色の呉須がありさらにその上に透明の釉薬があるのが「薄瑠璃」である。
「薄瑠璃」は染付の一種であり、瑠璃は色釉であるところに違いがある。しかし1650から60年代の有田磁器においては、淡い瑠璃釉を施したあとからさらに透明釉を掛けることが多いので難しいのである。
藍色の瑠璃釉に赤や金の上絵付けをする作品も多い。地の色が濃いので上絵付けが目立たないが、白地に色絵とはまた違った趣がある。」
・・という解説がインターネット上にあり、「薄瑠璃」とは下記のような作品のことでしょうか・・。
古伊万里 瑠璃釉金彩牡丹・蝶図兜鉢
時代:江戸後期
縦170*横170*高さ45
下の作品の写真は、茶道で使用する蓋置の一種で「夜学」と呼ばれるものです。
大きさ:68*70
仏壇の線香入に使っています
「江戸後期 古伊万里瑠璃釉盃台」ということで売っていました
どうも盃台でも蓋置にも両方に使っている形らしいです。
この作品はそれほど古いものではなく、明治以降の近代作のものらしいです。
おっと、「盃台」というのは御存知でしょうか・・盃洗というのも・・・。
日本だけでななくむろん、中国にも瑠璃釉の作品はあります。
下の作品は随分前に興味本位で購入したものです。
南京瑠璃釉花瓶
杉古箱入 胴幅140*高さ214
「購入先からの説明では瑠璃古九谷とあり、くちに金直しと釉はげなどのイタミがありました。
伊万里や九谷の作なのか中国の清朝の頃の作なのかの判断ですが、まず染付と瑠璃釉の違いは、染付は呉須を原料とした下絵付けの絵具ですが、瑠璃釉は透明な白磁釉に呉須を混ぜたもので瑠璃釉は釉薬であるから、深く透明感のある発色が出る。染付けで色を塗った場合、その上にさらに透明釉がかかっているので、断面を見ると透明釉の層の下に藍色の染付を確認できます。
しかし瑠璃釉の場合は釉薬自体が藍色に発色しているので、断面も釉薬の層そのものが藍色となり、このような違いから、深くそして器そのものが藍色に輝いているかのような効果がうまれると言えます。
以上から透明釉が確認できないこと、発色の具合から察すると発色に鈍さがあるものの明朝の製作と判断しました。」
・・と購入当時の私が作成した説明にありました
正しいかどうかは解りませんが、中国にも瑠璃釉の陶磁器は存在し、むしろ中国が本家本元です。
近代の日本の陶芸家の中にも挑戦している作家はいます。
瑠璃釉鶴首瓶 加藤土師萌作
共箱二重箱
胴径95*高さ215*口径57*高台径62
いずれにしろ、実用品で購入している専門ではありません。
以上の説明に誤りがある可能性がありますので御容赦願います。
そういえば、今週の「なんでも鑑定団」に瑠璃釉の徳利が出ていたことを思い出しました。
非常の形のよい瓢箪徳利に瑠璃釉に金彩の花蝶の絵が描かれ、絵が擦れていないでほぼ完全な形で残っていました。評価金額が100万とのこと・・(鑑定団の評価金額は買値ですので、この値段では売れません。思分閣の買取値段はほぼ50%以下です)
結局、パソコンを取替え・・データはハードデスクから直接バックアップ・・・助かった
夜中までかかって、パソコン屋のお兄さんと会話・・
時代:江戸後期
直径220~200*高さ60*高台径90
本作品は普段使い用に購入した作品です。
意識した瑠璃釉の作品を集めたわけではありませんが、気がついたら瑠璃釉の作品が幾つか集っていました。
使い道によってはとても入れたものが映える釉薬です。
瑠璃釉の説明
「瑠璃釉:本焼用の透明釉の中に呉須を入れて作る瑠璃色の釉薬。
単に瑠璃と呼ぶ場合は、釉薬を意味する場合と、瑠璃釉の掛かった作品を指す場合がある。
陶器に用いられることはほとんどなく、磁器によく使われる。
染付が作られている窯場は、同じ呉須を使うため基本的には瑠璃釉が用いられた可能性がある。有田では17世紀前半の、いわゆる初期伊万里の時代から瑠璃釉が用いられている。
初期の瑠璃釉は比較的淡い色調であり、17世紀後半以降には紺色の色調のものに移行する。ただし1650から60年代には淡い色調の瑠璃釉が多く見られる。この場合、薄く濃みをした染付と淡い色調の瑠璃を区別しにくい。
染付によって薄く塗られたものを「薄瑠璃」と呼んでいるが、これは瑠璃釉の薄いものと混同されている。
瑠璃と薄瑠璃の区別は、釉薬そのものが瑠璃色であるものが瑠璃であり、染付で薄く濃みをしたあと透明釉を掛けたものを薄瑠璃と見なすことが出来る。断面を見れば、素地の上に藍色の釉薬があるのが瑠璃であり、素地の上に藍色の呉須がありさらにその上に透明の釉薬があるのが「薄瑠璃」である。
「薄瑠璃」は染付の一種であり、瑠璃は色釉であるところに違いがある。しかし1650から60年代の有田磁器においては、淡い瑠璃釉を施したあとからさらに透明釉を掛けることが多いので難しいのである。
藍色の瑠璃釉に赤や金の上絵付けをする作品も多い。地の色が濃いので上絵付けが目立たないが、白地に色絵とはまた違った趣がある。」
・・という解説がインターネット上にあり、「薄瑠璃」とは下記のような作品のことでしょうか・・。
古伊万里 瑠璃釉金彩牡丹・蝶図兜鉢
時代:江戸後期
縦170*横170*高さ45
下の作品の写真は、茶道で使用する蓋置の一種で「夜学」と呼ばれるものです。
大きさ:68*70
仏壇の線香入に使っています
「江戸後期 古伊万里瑠璃釉盃台」ということで売っていました
どうも盃台でも蓋置にも両方に使っている形らしいです。
この作品はそれほど古いものではなく、明治以降の近代作のものらしいです。
おっと、「盃台」というのは御存知でしょうか・・盃洗というのも・・・。
日本だけでななくむろん、中国にも瑠璃釉の作品はあります。
下の作品は随分前に興味本位で購入したものです。
南京瑠璃釉花瓶
杉古箱入 胴幅140*高さ214
「購入先からの説明では瑠璃古九谷とあり、くちに金直しと釉はげなどのイタミがありました。
伊万里や九谷の作なのか中国の清朝の頃の作なのかの判断ですが、まず染付と瑠璃釉の違いは、染付は呉須を原料とした下絵付けの絵具ですが、瑠璃釉は透明な白磁釉に呉須を混ぜたもので瑠璃釉は釉薬であるから、深く透明感のある発色が出る。染付けで色を塗った場合、その上にさらに透明釉がかかっているので、断面を見ると透明釉の層の下に藍色の染付を確認できます。
しかし瑠璃釉の場合は釉薬自体が藍色に発色しているので、断面も釉薬の層そのものが藍色となり、このような違いから、深くそして器そのものが藍色に輝いているかのような効果がうまれると言えます。
以上から透明釉が確認できないこと、発色の具合から察すると発色に鈍さがあるものの明朝の製作と判断しました。」
・・と購入当時の私が作成した説明にありました
正しいかどうかは解りませんが、中国にも瑠璃釉の陶磁器は存在し、むしろ中国が本家本元です。
近代の日本の陶芸家の中にも挑戦している作家はいます。
瑠璃釉鶴首瓶 加藤土師萌作
共箱二重箱
胴径95*高さ215*口径57*高台径62
いずれにしろ、実用品で購入している専門ではありません。
以上の説明に誤りがある可能性がありますので御容赦願います。
そういえば、今週の「なんでも鑑定団」に瑠璃釉の徳利が出ていたことを思い出しました。
非常の形のよい瓢箪徳利に瑠璃釉に金彩の花蝶の絵が描かれ、絵が擦れていないでほぼ完全な形で残っていました。評価金額が100万とのこと・・(鑑定団の評価金額は買値ですので、この値段では売れません。思分閣の買取値段はほぼ50%以下です)
結局、パソコンを取替え・・データはハードデスクから直接バックアップ・・・助かった
夜中までかかって、パソコン屋のお兄さんと会話・・
さて、瑠璃色の盃台、何て粋な形と色合いなのでしょう!
主役の盃をさり気なく受けて、然もデザインと機能を粋に表現していて、律儀で実直な存在感。
うーん、盃台!出来れば、そう言う存在の人間になれたなら・・・。
たしかになかなかいい作品ですので、ことを荒立てる気持ちはありません
データはおかげさまで無事でした。ブログを続けられます