夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

故郷の風景 福田豊四郎筆 その44

2014-11-25 05:06:37 | 日本画
週末は物置の改修の具体的な打合せになりました。2階などが荷物を移動し、残す物、捨てる物の選別をし、どの程度のスペースが要るのかなどが解ってくると打ち合わせも具体的になってきます。



先日投稿しました「リメイク&アレンジ再投稿 福田豊四郎筆 三春駒など」の投稿については、本作品と製作時期が同じ頃の作品と判断して、印章を調べていたことと関係しています。

故郷の風景 福田豊四郎筆 その44
紙本着色色紙額装タトウ入
画サイズ:縦270*横240 



どこの風景でしょうか? 私の郷里の米代川ではないように思います。市内を流れる長木川でもなく、福田豊四郎のふるさとである小坂とも違うように思われます。しかし、いずれにしても福田豊四郎の記憶には常に郷里の景色があったことに相違はなく、題名は仮に「故郷の風景」としました。



本作品の押印されている「豊」の白文朱方小印は小品に押印されるのが常であり、いくつか種類があるようにも思われます。どいうのは完全に一致する作品は真作どうしにも印章が一致するとは見られないことがあるからです。



インターネットオークションには滅多に出品されませんが、福田豊四郎の作品にも贋作があるので要注意です。画風などから相対的に判断することが重要です。印章や落款よりこちらのほうが重要な判断ポイントと思っています。



皆さんも自分の郷里や現住所の出身の画家や陶芸家を調べてみたらいかがでしょうか? 愛着が湧くものと思います。




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