夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

源内焼 その19 クルス草文様燭台

2011-11-29 06:04:28 | 陶磁器
「ミネルヴァの梟は夕暮れに飛び立つ」という言葉がありますが、最近、この言葉がどうも気になっています。「人生はチョコレートのようなもの、なめてみないとわからない」という映画のセリフと同じような感覚です。

骨董も同じようなもの、買ってみないと解りません・・人生、知識を深めないと味がわからない



源内焼その19 クルス草文様燭台
高さ128*底部分径122



燭台という物自体が源内焼では珍しいように思えます。しかも十字架の文様が入っている江戸期の作品となるとちょっと意味深です。



夜噺茶会にはうってつけかと・・・。

図録にも例がなく、といって贋作でもなさそうですし、面白い作例です。


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4 コメント

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Unknown (クラフト)
2011-12-07 09:19:37
織部かと思いましたが、わたくしの無知で源内焼き初めて聞きました。江戸時代の隠れキリシタンの所持していたものかも。興味深い燭台ですね。
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源内焼 (夜噺骨董談義)
2011-12-07 18:24:24
源内焼をご存知の方はまだまだ少ないと思います。これから大事にされるべき焼きもののひとつだと思います。本作品はそのなかでも異色のものと思われます。
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膳燭 (こあら)
2011-12-14 13:33:30
背の高さから推測するに、燭台というよりは膳燭かもしれません。懐石膳の脇にお出しするようです。それでもよくあるものと少し違った形、個性的な絵柄・・・面白いものですね。
私共、略式ですが、今年もまた夜咄茶会を予定しておりますので、お借りできましたらありがたく
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夜咄茶会 (夜噺骨董談義)
2011-12-14 23:08:51
どうぞ、ご存分に使ってください。
作品は使ってなんぼの世界ですね。
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