当時の人気が高い漳州窯で生産され日本に輸入されていた呉須赤絵の作品ですが、本ブログでも多くの作品を紹介しています。この漳州窯の大皿の作品には貴重価値、美的価値が非常の高い「餅花手」を筆頭に、「呉須赤絵(青絵も含む)」、「呉須染付」の大きく分けて三種類ありますが、「呉須赤絵」の中には「天下一」と称されて分類される作品群があります。本日はその作品の中で非常にレアで、価値の高い作品を紹介します。
明末呉須赤絵 羅針盤龍鳳凰馬文盤
合箱入
口径385*高台径*高さ85
まず完品の状態で発色の良い作品ですが、これだけでおそらく明末呉須赤絵の90%以上の作品が該当しません。明末呉須赤絵の作品は数多くありますが、まず発色の良い作品が少なく、かつ傷のない作品となると非常の数が少なくなります。
呉須赤絵の作品には、戦国武将が好んだ天下一の文字を入れるようにと中国へ日本から発注生産した作品を「天下一」と称し、呉須赤絵の中で分類される作品があります。それは 秀吉の死後、裕福な商人が大陸へ発注した呉須赤絵の作品と言われています。
その後に徳川幕府は「天下一」の使用を禁止したそうですから、1600年代の一時期のみに存在した作品で、その後には見込み中央の「天下一」の文字を消したり、無くしたりした作品が混在するようになります。
本作品は中央の見込み部分に朱での「天下一」の代わりに「中極」と記されています。周囲に記されている文字には八卦のいくつかの文字と干支の文字が記されている非常にまずらしい図柄です。
宇宙を意図した図柄???
周囲の図柄も格段に趣のあるものとなっています。
虫喰いも少なく、高台はその手のものとしては丁寧に作られています。
呉須赤絵の作品は本ブログで紹介したように当方ではかなりの数になりましたが、本作品は格段の出来の部類に入るでしょう。
箱に記されてた説明はよく解っている御仁が記されたものだと思います。こちらの入手金額も呉須赤絵としてはかなり高額の作品となりましたが、それでも30万弱の費用です。これが高いか安いかは当方では判断しかねますが、個人的な見解では今しか入手できないタイミングでした。
展示室ではでは上記のように展示してみました。
当方のブログで紹介されている呉須赤絵大皿を並べてみましたが、一言で「呉須赤絵」といってもいろんな種類の絵付けがあります。
保管もきちんとしておきましょう。
ともかく重いので保管場所の下の梁が落ちないか心配ですので、大皿が多くなり荷重を分散させる置き場所を考える必要があるようになってきました。
明末呉須赤絵の作品は意外にバリエーションが広いようです。
明末呉須赤絵 羅針盤龍鳳凰馬文盤
合箱入
口径385*高台径*高さ85
まず完品の状態で発色の良い作品ですが、これだけでおそらく明末呉須赤絵の90%以上の作品が該当しません。明末呉須赤絵の作品は数多くありますが、まず発色の良い作品が少なく、かつ傷のない作品となると非常の数が少なくなります。
呉須赤絵の作品には、戦国武将が好んだ天下一の文字を入れるようにと中国へ日本から発注生産した作品を「天下一」と称し、呉須赤絵の中で分類される作品があります。それは 秀吉の死後、裕福な商人が大陸へ発注した呉須赤絵の作品と言われています。
その後に徳川幕府は「天下一」の使用を禁止したそうですから、1600年代の一時期のみに存在した作品で、その後には見込み中央の「天下一」の文字を消したり、無くしたりした作品が混在するようになります。
本作品は中央の見込み部分に朱での「天下一」の代わりに「中極」と記されています。周囲に記されている文字には八卦のいくつかの文字と干支の文字が記されている非常にまずらしい図柄です。
宇宙を意図した図柄???
周囲の図柄も格段に趣のあるものとなっています。
虫喰いも少なく、高台はその手のものとしては丁寧に作られています。
呉須赤絵の作品は本ブログで紹介したように当方ではかなりの数になりましたが、本作品は格段の出来の部類に入るでしょう。
箱に記されてた説明はよく解っている御仁が記されたものだと思います。こちらの入手金額も呉須赤絵としてはかなり高額の作品となりましたが、それでも30万弱の費用です。これが高いか安いかは当方では判断しかねますが、個人的な見解では今しか入手できないタイミングでした。
展示室ではでは上記のように展示してみました。
当方のブログで紹介されている呉須赤絵大皿を並べてみましたが、一言で「呉須赤絵」といってもいろんな種類の絵付けがあります。
保管もきちんとしておきましょう。
ともかく重いので保管場所の下の梁が落ちないか心配ですので、大皿が多くなり荷重を分散させる置き場所を考える必要があるようになってきました。
明末呉須赤絵の作品は意外にバリエーションが広いようです。