本日紹介する作品はずいぶんと前に入手した作品ですが、なんとなく気に入っており、男の隠れ家の寝室の脇床に飾っていた作品です。
仏画、禅画、南画、更には西洋の表現主義を取り入れ、デフォルメの効いた自在で奔放な作風を開いた富田渓仙の南画風の作品の紹介です。
山水図 富田渓仙筆
紙本水墨軸装 軸先 合箱入
画サイズ:横273*縦1145
共箱ではないのですが、当方の判断では真作と断定しています。このような作風は富田渓仙でないと描けないものとの判断からです。
紙本にさらりと描いた漁村の風景。人物画に遠近感の違和感を感じながらそれでいてしっかりした筆遣い。漫画チックでいながら現代南画になっている力量は評価すべきものと思います。
郷里の寝室で蛙の鳴き声や虫の音、蝉のなく声を聴きながら本を読み、目を床に移すとこの作品がありました。
印章もまたしっかりとしており、真作と一致しています。
墨の表現は代々の南画家が描いている墨使いに劣るもではなく、きちんと受け継いでいます。
このような作品の良さは今後も評価されいくのかは小生にはわかりませんが、少なくても今の時代では評価は高くありません。
南画の精髄を極め、自在の境地に達した富田渓仙の自由闊達な画風は、自然の姿をありのままに描写するのではなく、その外観の形状を変化させたり、大胆に省略したりした自由奔放な表現が数多く用いられており、今後今一度再評価してみてよいと思う画家の一人です。
戸を開け放ち、虫の声や蛙のなく声を愉しみながら本を読み夜を過ごす。そして本を読むのに疲れた合間にふと見ると掛け軸を観る。そんな時間を大切にしたい都会の生活です。
仏画、禅画、南画、更には西洋の表現主義を取り入れ、デフォルメの効いた自在で奔放な作風を開いた富田渓仙の南画風の作品の紹介です。
山水図 富田渓仙筆
紙本水墨軸装 軸先 合箱入
画サイズ:横273*縦1145
共箱ではないのですが、当方の判断では真作と断定しています。このような作風は富田渓仙でないと描けないものとの判断からです。
紙本にさらりと描いた漁村の風景。人物画に遠近感の違和感を感じながらそれでいてしっかりした筆遣い。漫画チックでいながら現代南画になっている力量は評価すべきものと思います。
郷里の寝室で蛙の鳴き声や虫の音、蝉のなく声を聴きながら本を読み、目を床に移すとこの作品がありました。
印章もまたしっかりとしており、真作と一致しています。
墨の表現は代々の南画家が描いている墨使いに劣るもではなく、きちんと受け継いでいます。
このような作品の良さは今後も評価されいくのかは小生にはわかりませんが、少なくても今の時代では評価は高くありません。
南画の精髄を極め、自在の境地に達した富田渓仙の自由闊達な画風は、自然の姿をありのままに描写するのではなく、その外観の形状を変化させたり、大胆に省略したりした自由奔放な表現が数多く用いられており、今後今一度再評価してみてよいと思う画家の一人です。
戸を開け放ち、虫の声や蛙のなく声を愉しみながら本を読み夜を過ごす。そして本を読むのに疲れた合間にふと見ると掛け軸を観る。そんな時間を大切にしたい都会の生活です。
http://www.nagaragawagarou.com/sakuhin/keisen-a865.html
ショック。
貴作品は、渓仙人になる前の作品のようですね。
その時代の渓仙は、私には、まだ見分けることができません。