当方では藤井達吉の絵画の作品をメインに蒐集していますが、藤井達吉の絵画の作品については現在は意外に知られていない方が多いようです。
耶麻渓 藤井達吉筆 その20
紙本水墨金彩軸装 軸先木製 加藤滝川鑑定箱
全体サイズ:縦1550*横490 画サイズ:縦510*横370
描かれているのは箱書きから「耶麻渓」らしい。
絵の金彩と一文字の金糸の対比が趣があっていい表具だと思います。
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耶馬渓(やばけい):大分県中津市にある山国川の上・中流域及びその支流域を中心とした渓谷。日本三大奇勝として知られ、日本新三景に選定され、名勝に指定されている。耶馬日田英彦山国定公園に含まれる。
新生代第四紀の火山活動による凝灰岩や凝灰角礫岩、熔岩からなる台地の侵食によってできた奇岩の連なる絶景である。凝灰岩や凝灰角礫岩の山には風食作用や河川の洗掘作用によってできた洞窟も多い。
1818年(文政元年)に頼山陽が擲筆峰周辺(耶馬溪町柿坂地区)を訪れ、当時の「山国谷」という地名に中国風の文字を宛て、「耶馬渓天下無」と漢詩に詠んだのが、耶馬渓という名前の起こりである。頼山陽が耶馬渓と命名したのは、現在単に「耶馬渓」と呼ばれている辺りだけであるが、その後周辺の渓谷についても「耶馬渓」という名称が使われ、本耶馬渓・裏耶馬渓・深耶馬渓・奥耶馬渓などと称している。
1916年(大正5年)に日本新三景の一つに選ばれている。1923年(大正12年)には名勝に指定され、1950年(昭和25年)に一帯が耶馬日田英彦山国定公園に指定された。名勝としての指定地域は、中津市のほか、日田市、宇佐市、玖珠町、九重町を含む。また、2017年(平成29年)には「やばけい遊覧〜大地に描いた山水絵巻の道をゆく」として日本遺産に選定されている。日本三大奇勝のひとつともされる。
なお、「山国谷」に「ヤマ」と「クニ」の音が含まれること、「耶馬」は「邪馬」と字形が似ており「ヤマ」とも読めることから、邪馬台国の比定地をこの地に求める説もあるが、上述のように耶馬渓という名前は江戸時代まではなかったのであり、他の面からの研究によってもその可能性は低いと考えられている。
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箱書きしている「滝川」というのは陶芸家の加藤滝川氏のことのようです。藤井達吉との関連は資料がないので不詳ですが、いずれなんらかの影響を受けていたのでしょう。昭和55年に加藤滝川が亡くなっており、昭和39年に藤井達吉がすでに亡くなっていますので、その間の箱書と推定されます。
無落款の藤井達吉の作品には箱書きをしている作品をいくつか見かけたことがあり、間違いなく藤井達吉の作品です。
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加藤滝川:陶芸作家。愛知窯業学校卒。同校に奉職後、国立陶磁器試験所に勤務。日展・文展・朝日陶芸展・東海伝統工芸展等で受賞を重ね、活躍。瀬戸陶芸協会代表委員。昭和55年(1980)歿、68才。
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寂寞(静かでひっそりとしているさま)孤高の画家と秦秀雄氏が「銀花」(季刊雑誌)で紹介していますが、当方では近代の浦上玉堂と推している藤井達吉、読者の皆様の評価や如何に?
ちなみに展示作品の手前に置かれた作品は源内焼です。
デザイン性に優れた両作品と考えて展示しています。
耶麻渓 藤井達吉筆 その20
紙本水墨金彩軸装 軸先木製 加藤滝川鑑定箱
全体サイズ:縦1550*横490 画サイズ:縦510*横370
描かれているのは箱書きから「耶麻渓」らしい。
絵の金彩と一文字の金糸の対比が趣があっていい表具だと思います。
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耶馬渓(やばけい):大分県中津市にある山国川の上・中流域及びその支流域を中心とした渓谷。日本三大奇勝として知られ、日本新三景に選定され、名勝に指定されている。耶馬日田英彦山国定公園に含まれる。
新生代第四紀の火山活動による凝灰岩や凝灰角礫岩、熔岩からなる台地の侵食によってできた奇岩の連なる絶景である。凝灰岩や凝灰角礫岩の山には風食作用や河川の洗掘作用によってできた洞窟も多い。
1818年(文政元年)に頼山陽が擲筆峰周辺(耶馬溪町柿坂地区)を訪れ、当時の「山国谷」という地名に中国風の文字を宛て、「耶馬渓天下無」と漢詩に詠んだのが、耶馬渓という名前の起こりである。頼山陽が耶馬渓と命名したのは、現在単に「耶馬渓」と呼ばれている辺りだけであるが、その後周辺の渓谷についても「耶馬渓」という名称が使われ、本耶馬渓・裏耶馬渓・深耶馬渓・奥耶馬渓などと称している。
1916年(大正5年)に日本新三景の一つに選ばれている。1923年(大正12年)には名勝に指定され、1950年(昭和25年)に一帯が耶馬日田英彦山国定公園に指定された。名勝としての指定地域は、中津市のほか、日田市、宇佐市、玖珠町、九重町を含む。また、2017年(平成29年)には「やばけい遊覧〜大地に描いた山水絵巻の道をゆく」として日本遺産に選定されている。日本三大奇勝のひとつともされる。
なお、「山国谷」に「ヤマ」と「クニ」の音が含まれること、「耶馬」は「邪馬」と字形が似ており「ヤマ」とも読めることから、邪馬台国の比定地をこの地に求める説もあるが、上述のように耶馬渓という名前は江戸時代まではなかったのであり、他の面からの研究によってもその可能性は低いと考えられている。
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箱書きしている「滝川」というのは陶芸家の加藤滝川氏のことのようです。藤井達吉との関連は資料がないので不詳ですが、いずれなんらかの影響を受けていたのでしょう。昭和55年に加藤滝川が亡くなっており、昭和39年に藤井達吉がすでに亡くなっていますので、その間の箱書と推定されます。
無落款の藤井達吉の作品には箱書きをしている作品をいくつか見かけたことがあり、間違いなく藤井達吉の作品です。
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加藤滝川:陶芸作家。愛知窯業学校卒。同校に奉職後、国立陶磁器試験所に勤務。日展・文展・朝日陶芸展・東海伝統工芸展等で受賞を重ね、活躍。瀬戸陶芸協会代表委員。昭和55年(1980)歿、68才。
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寂寞(静かでひっそりとしているさま)孤高の画家と秦秀雄氏が「銀花」(季刊雑誌)で紹介していますが、当方では近代の浦上玉堂と推している藤井達吉、読者の皆様の評価や如何に?
ちなみに展示作品の手前に置かれた作品は源内焼です。
デザイン性に優れた両作品と考えて展示しています。