夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

華精 その2 杉本健吉筆

2020-07-02 00:01:00 | 日本画
杉本健吉の肉筆画は非常に貴重なようです。油絵をはじめとする多くの作品が美術館に寄贈されており、本筋が工芸品ゆえ原画とされる作品は数が少なく、また売られることは少なかったと思われます。



華精 その2 杉本健吉筆
紙本水墨淡彩額装 F4号
全体サイズ:縦510*横410 画サイズ:縦330*横240



本作品は写真ではシミが目立つものの実際に鑑賞してみるとそうでもありません。実にかわいらしい作品です。



この作品に押印されている印章は当方の所蔵作品「カサブランカ」に押印されている印章と全く同じ印影です。

 

杉本健吉は花に「精」を描いた作品は数多く描いているようで、リトグラフの作品にも多くあります。当方では肉筆画を蒐集していますが、肉筆画でも他に2点の作品が当方にはあります。

ブログでも紹介していますが、その作品は下記の2作品になります。

琵琶童女 杉本健吉筆 その6
紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱
全体サイズ:縦1280*横440 画サイズ:縦390*横300



華精 その1 杉本健吉筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先練 共箱
全体サイズ:縦1235*横450 画サイズ:縦430*横320



杉本健吉の作品はちょっとしたスケッチでも人気が高く、意外に高値で取引されていますが、その卓越した描写力は一流の画家にも劣らぬものがあります。






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