夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

白釉茶碗 清水卯一作

2012-09-26 05:08:34 | 掛け軸
真っ白なもの、真紅のもの、真っ青なもの、真っ黒なもの・・、単色の作品には人を魅了する美しさがあります。
白磁の白、辰砂の赤、青磁の青、楽の黒・・、その魅力に尽きることはありません。
とくに真っ白な作品の魅力は雪を思い起こさせますし、女性の肌の美しさにも例えられます。

白釉茶碗 清水卯一作
口径116*高さ95*高台径58



はっとするような白さのお茶碗です。素晴らしい白といっていいいでしょう。口縁に傷があり金繕いされています。この傷補修を惜しいというか、これでよしとするか・・。



他の清水卯一の作品と高台周りの比較です。高台の削りの癖はそう簡単には模倣できないように思えます。



しんしんと積もった雪の日の朝、玄関の扉を開ける新雪が朝陽に輝いてまぶしいほどに目に飛び込んでくる、そんな思いをさせる作品です。裸・・、箱がない状態の作品を「裸の状態」といいます。真贋の判断は後学として箱だけでもあつらえることにしました。

どんな道具揃えでお茶を楽しみましょうかね。




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