今週は得意先回り。茨城方面に出向きました。元同僚の女性が結婚するとのこと。明るく魅力的な女性で、本ブログを読んでいるとのこと。おめでたいことですが正直なところ少し寂しい気もします。
いつの頃から手元にあるのかもう忘れてしまいましたが、箱もなく捨てることもなく棚の脇にある青磁の花入です。不安定な形ですが、分厚いのでそう簡単には壊れそうもありません。なぜか最近気に入っています。
この花入は以前にも投稿したことがありますのでご存知の方もおられるかもしれません。
七官青磁花入
口径76*胴径150*底高台径87*高さ347
砲丸? 粽? このような形をなんと称するのだろう?
整理の段階でなぜか処分するものの中に入れないで残っています。形は歪ですので、正面にすえて飾るのに苦労します。
青磁はもともとあまり好きではありませんでした。今でもそれほそ好きな陶磁器の部類には入っていません。茶味に欠けると言うか、形も整いすぎた美形の美人という感じで飽きがくるものが多いようです。
そういう意味ではこの青磁花入は間違っても美人とはいえません。形は歪、氏素性は知れず、良家のお嬢様とは間違っても思えず、どこかの農家の頑丈ね道産子という感じで、少々のことではめげな娘というイメージです。砲丸のようで図太いところがいい
正面に据えた部分の左部分に黒い斑点があるものも味があっていいものです。
七官青磁に分類されるでしょうが、どこかの骨董市で一万円以下で衝動買いしたものでしょう。さて皆様はどう思えれますか? やはり青磁はきちんとした美形はいいという方には気に入らないでしょうね。
七官青磁:中国、浙江(せっこう/チョーチヤン)省中国の龍泉窯で焼かれた青磁の一種で、龍泉窯の衰退期にあたる明末時代から清時代にかけて制作されたものをいいます。日本では元代の竜泉窯青磁を〈天竜寺青磁〉,明代のものを〈七官青磁〉などと呼んでいます。竜泉窯青磁はおもに輸出陶磁として海外に送られたが,このほかに官窯も設けられた。七官青磁は、透明な青緑色の光沢の強い釉で、概して貫入があるのを特徴とします。
七官青磁の七官の名の由来は諸説あり、明の七官という位の者が請来した、との説が有力とされます。
濁った青緑色(又は、黒みがかったで透明な緑色)の青磁で、侘茶(わびちゃ)の席で、珍重され、古渡(こわたり)、中渡(ちゅうわたり)、新渡(しんと)と、作品に、時代の差があります。明中期頃より、龍泉窯は衰退して行き、地方の日用雑器を焼く、窯に成ってしまいます。これらは、龍泉窯青磁の最終段階で、退廃的な雰囲気が、漂っている作品です。どちらかと言えば、下手の部類に属す青磁とも言われています。
退廃的で、下手な部類が好きな小生は趣味が悪い・・
それほど高価なものでもなさそうですし、地震があると転倒しそうですが、丈夫そうなので安心です。
なお冒頭の元同僚で結婚するという女性はとてもチャーミングな女性です。七官青磁の説明とは無関係です。
いつの頃から手元にあるのかもう忘れてしまいましたが、箱もなく捨てることもなく棚の脇にある青磁の花入です。不安定な形ですが、分厚いのでそう簡単には壊れそうもありません。なぜか最近気に入っています。
この花入は以前にも投稿したことがありますのでご存知の方もおられるかもしれません。
七官青磁花入
口径76*胴径150*底高台径87*高さ347
砲丸? 粽? このような形をなんと称するのだろう?
整理の段階でなぜか処分するものの中に入れないで残っています。形は歪ですので、正面にすえて飾るのに苦労します。
青磁はもともとあまり好きではありませんでした。今でもそれほそ好きな陶磁器の部類には入っていません。茶味に欠けると言うか、形も整いすぎた美形の美人という感じで飽きがくるものが多いようです。
そういう意味ではこの青磁花入は間違っても美人とはいえません。形は歪、氏素性は知れず、良家のお嬢様とは間違っても思えず、どこかの農家の頑丈ね道産子という感じで、少々のことではめげな娘というイメージです。砲丸のようで図太いところがいい
正面に据えた部分の左部分に黒い斑点があるものも味があっていいものです。
七官青磁に分類されるでしょうが、どこかの骨董市で一万円以下で衝動買いしたものでしょう。さて皆様はどう思えれますか? やはり青磁はきちんとした美形はいいという方には気に入らないでしょうね。
七官青磁:中国、浙江(せっこう/チョーチヤン)省中国の龍泉窯で焼かれた青磁の一種で、龍泉窯の衰退期にあたる明末時代から清時代にかけて制作されたものをいいます。日本では元代の竜泉窯青磁を〈天竜寺青磁〉,明代のものを〈七官青磁〉などと呼んでいます。竜泉窯青磁はおもに輸出陶磁として海外に送られたが,このほかに官窯も設けられた。七官青磁は、透明な青緑色の光沢の強い釉で、概して貫入があるのを特徴とします。
七官青磁の七官の名の由来は諸説あり、明の七官という位の者が請来した、との説が有力とされます。
濁った青緑色(又は、黒みがかったで透明な緑色)の青磁で、侘茶(わびちゃ)の席で、珍重され、古渡(こわたり)、中渡(ちゅうわたり)、新渡(しんと)と、作品に、時代の差があります。明中期頃より、龍泉窯は衰退して行き、地方の日用雑器を焼く、窯に成ってしまいます。これらは、龍泉窯青磁の最終段階で、退廃的な雰囲気が、漂っている作品です。どちらかと言えば、下手の部類に属す青磁とも言われています。
退廃的で、下手な部類が好きな小生は趣味が悪い・・
それほど高価なものでもなさそうですし、地震があると転倒しそうですが、丈夫そうなので安心です。
なお冒頭の元同僚で結婚するという女性はとてもチャーミングな女性です。七官青磁の説明とは無関係です。