現在終盤に差し掛かってきた「表具が痛んでいる作品の改装」の作品です。本日の作品のように古い作品の表具直しはその材料を生かしたまま改装することがあります。
*冒頭の写真の手前は古備前の緋襷船大徳利です。
遊女立姿図 月岡雪鼎筆
絹本着色軸装 軸先木製 極箱入
全体サイズ:横440*縦1745 画サイズ:横343*縦911
初期の頃の真筆と判断し、表具が痛んでいたので改装(締め直し)しました。多少のシミがあったのですが、染み抜きによる影響を考慮し、染み抜きは今回は処置しませんでした。
すでに投稿されている作品ですので作品に関する詳細はそちらの記事を参照にしてください。
ちなみに美人画には蒐集家に一家言が多く、あまり真贋などには触れないほうが無難なようです。
当方としては美人画ばかり蒐集するのはいかがなものかと思うのですが・・。
古い表具をそのまま生かすのは表具する側にはたいへんな労力のようです。
とくに今回は刺繍されているのでうまくできるかどうか心配でした。
掛け軸はこのような点も鑑賞の対象になりますが、扱いを粗末にするとどんどん痛んでいき、少なくなっているように感じます。
印章の部分は下記の写真のとおりです。
しばし展示室に飾って愉しんでいます。
さて未装の作品、表具の痛んだ作品は費用と時間がかかるのでまだまだ・・・。
*冒頭の写真の手前は古備前の緋襷船大徳利です。
遊女立姿図 月岡雪鼎筆
絹本着色軸装 軸先木製 極箱入
全体サイズ:横440*縦1745 画サイズ:横343*縦911
初期の頃の真筆と判断し、表具が痛んでいたので改装(締め直し)しました。多少のシミがあったのですが、染み抜きによる影響を考慮し、染み抜きは今回は処置しませんでした。
すでに投稿されている作品ですので作品に関する詳細はそちらの記事を参照にしてください。
ちなみに美人画には蒐集家に一家言が多く、あまり真贋などには触れないほうが無難なようです。
当方としては美人画ばかり蒐集するのはいかがなものかと思うのですが・・。
古い表具をそのまま生かすのは表具する側にはたいへんな労力のようです。
とくに今回は刺繍されているのでうまくできるかどうか心配でした。
掛け軸はこのような点も鑑賞の対象になりますが、扱いを粗末にするとどんどん痛んでいき、少なくなっているように感じます。
印章の部分は下記の写真のとおりです。
しばし展示室に飾って愉しんでいます。
さて未装の作品、表具の痛んだ作品は費用と時間がかかるのでまだまだ・・・。