「日本ほうれん草」と言って、葉先がとがり、ギザギザの切れ込みが特徴
アクが少なくて柔らかく、株元が大変甘いほうれん草です♪
ただし、病気に弱く、収量が少ないため、あまり出回っていません
それに対して、葉にきざみが少ない丸葉の西洋系のほうれん草があります。
こちらは収量は多いのですが、泥臭く、アクも強いため、あまりお味はよろしくない・・・
で、今は、日本ほうれん草の東洋系と西洋系の利点を生かした交配種が主に出回っています
小松菜とほうれん草は同じ青菜ですが・・・
実は、似て非なるもので・・・
小松菜はアブラナ科♪
みず菜、菜花類、チンゲン菜、からし菜、白菜、キャベツ、はたまた大根も仲間~
それに対して・・・
ほうれん草はアカザ科♪
とんぶりが採れるホウキ草やおかひじき、糖の原料となるビート(甜菜)などが仲間です
なので、小松菜はアクはないのですが、アブラナ科特有の辛み成分があり・・・
ほうれん草には辛み成分はありませんが、蓚酸(しゅうさん)と言うアクがあるため、茹でて水にさらしてから使います
小松菜もほうれん草も30cmくらいの大きさのものが一番美味しい!
「野菜の学校」の理事長、亡き江澤正平先生がおっしゃっていましたが、中々そのくらいのものは市場では残念ながら見かけません・・・
育ちすぎたら、それはそれで美味しくなくなるので、収穫時期が難しいのでしょうか?
今日は会津の友人宅でご馳走になった「お浸し」を♪
水で戻した切干し大根(これは人参入り)に茹でたほうれん草をだししょう油で合わせたものです
私はそれに少々のごま油をタラ~っと・・・
これからがまさにほうれん草の旬です♪
そうそう!切干し大根を戻したお水は捨てないで、お味噌汁にお使いくださいませね!