~おにぎりとおみそしる~
小さな白いおにぎりと具のないおみそしる
これは、わたしにとって、わすれる事のできないごはんです。
わたしは、東日本大しんさいで、自分の家にいられなくなり、ひなん所で生活していました。
その時の食事の内ようです。
それまでのわたしは、おやつを食べて、食事の時には、テーブルにはたくさんのおかずがあって、食後には、デザートまでありました。
それが、あたり前だと思っていました。
とつぜんのさいがいを受け、ひなん所で生活をしてみて、わたしが食べていたものが、とてもめぐまれていた事に気が付きました。
何日間も、おにぎりとおみそしるだけを食べていましたが、ふしぎとあれが、食べたい、これが、食べたいとは、思いませんでした。
おなかがすいて、食べる事ができることだけで、うれしかったからです。
白いおにぎりから、中に梅干しが入ったおにぎりになった時は、とってもうれしかったです。
ひなん所から、東京にいどうした時に、はじめて、おかずのついたごはんをたべました。
弟が大好きな野菜を見て、
「食べていいの。」と聞きながら食べていました。
とても、うれしそうでした。
今もまだ、自分の家には帰れないけれど、テーブルには、わたしの好きな食べ物がたくさんならびます。
季節のフルーツも食べられるようになりました。
ひなん所で、テーブルも無くて、おふとんをかたづけて、下を向いて食べた小さなおにぎりと具のないおみそしるの味は、ぜっ対にわすれません。
こまっているわたし達にごはんを作ってくれた人達の事もわすれません。
ひなん所にいた時は、あまりわらう事ができませんでした。
でも、今は、わらってごはんを食べています。
つらい事やこわい事もたくさんありました。
今は、ごはんを食べて、おふろにはいって、おふとんにねむれる事が、とてもうれしいし幸せです。
これからも、食べ物をそまつにしないで、楽しくごはんを食べていきたいと思います。
~ふじみ野市立上野台小学校 常盤 桃花~
今日の仕事帰り、あまりにも美しい夕焼けに・・・
ちょっと遠回りして、利根川の土手まで行きました♪
そして、土手にかけ登り・・・パチリ!パチリ♪
キ~~~ン!とした冷たい空気も、今日はなぜか心地良かった~♪