2020年2月7日(金)、一関図書館(館長・千葉秀一)主催の「令和元年度・古典文学講座『奥の細道を読む』(第1回)」が、一関図書館 1階 学習室で開催されました。講師は一関市川崎町在住の内田正好先生(一関文化会議所理事長)。
主催者挨拶で、千葉館長は「定員30名」でお知らせしていたが、申込者が多数だったので、48名を受け入れたと話されました。私は、内田先生が講師をされている大東町渋民の文学講座に毎年参加させて貰っているのですが、難聴の私でも良く聞き取れるような話し方は定評のあるところです。今回の文学講座も講師による音読と解説は、良く聞き取れて良かったです。
「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」ーこの有名な書き出しで始まる『おくのほそ道』。流れていく時間も、人生もすべては時の旅のようなもの、との思いで、旅を続ける俳人・松尾芭蕉の人生の集大成ともいえる作品「おくのほそ道」を3回にわたって学びます。
第1回の今回は、芭蕉の生涯について、詳しい解説と参加者全員による音読(斉読)がなされました。
それから元禄2年(1689)、3月27日(陽暦5月16日)の早朝、曾良を伴い、深川(東京都江東区)から舟に乗り、『おくのほそ道』の旅に出発するところから、千住(東京都足立区)、草加(埼玉県草加市)3月27日と進み、室の八島(栃木県栃木市)3月29日(陽暦5月18日)まで読み進みました。